1948-06-24 第2回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第46号
問題は八百万円と当初にきめた基礎が、当時の物價に比較して少かつたというならば、これで了とするわけでありますが、八百万円ときめた当時が、千八百円に賃金ベースであるとするならば、今回の改訂賃金ベースの三千七百円に比べて、その増加率が二倍半になつているという点が問題になるわけであります。
問題は八百万円と当初にきめた基礎が、当時の物價に比較して少かつたというならば、これで了とするわけでありますが、八百万円ときめた当時が、千八百円に賃金ベースであるとするならば、今回の改訂賃金ベースの三千七百円に比べて、その増加率が二倍半になつているという点が問題になるわけであります。
以下、その事実を簡單に列挙して見ますと、第一には、本予算大綱は物價の改訂、賃金ベースの改訂を前提としての組立てであるが、從來は、かかる場合は、必ず物價の改訂、賃金べースの改訂等が議会によつて十分審議・承認・決定を見た後に、初めてそれを基礎として予算の組立てがなされておるのであります。
○山花委員 今度の物價改訂、賃金ベースにつきましては、大体公價を中心に賄う、やみ價格は今度の改訂によつて、前のように公價が引上るについて追從的には上らない。