1948-06-19 第2回国会 衆議院 文教委員会 第12号
そのために政府も全國の科学者も種々研究をいたしたのでありますが、文部省といたしましても、改組準備委員会を設け、これが檢討をいたしておりましたが、諸種の事情によりまして、科学者みずからの総意に基いてやることが最も重要であると思はれましたので、昨年八月新たに学術体制刷新委員会が発足し、全國科学者中より百八名の委員をあげ、七箇月にわたり愼重審議を続けてまいつたわけであります。
そのために政府も全國の科学者も種々研究をいたしたのでありますが、文部省といたしましても、改組準備委員会を設け、これが檢討をいたしておりましたが、諸種の事情によりまして、科学者みずからの総意に基いてやることが最も重要であると思はれましたので、昨年八月新たに学術体制刷新委員会が発足し、全國科学者中より百八名の委員をあげ、七箇月にわたり愼重審議を続けてまいつたわけであります。
終戰後、日本の学術振興の團体といたしまして、帝國学士院、学術研究会議、日本学術振興会と三つの團体が残つたのでございましたが、これらの團体を終戰後最もよい形に改組するということが各方面から提議されまして、文部省といたしましても、改組準備委員会を設けまして研究いたしておつたのでございますが、総司令部の方面から、日本の学者には相当有力な人がおりながら、どうも成果が十分に挙がらないということは、結局制度が悪