1976-05-20 第77回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第8号
そこで、端的に言えば、日本の保守政党の中にそういう意味において本当の意味の護憲派保守といわゆる憲法軽視、欠陥憲法と考えておる改憲保守と二つの異質のものが同棲しておるのが自民党ではないのか。社会党にもいろいろ矛盾がありますが、憲法というものに対する基本的な物の考え方にそういう構造的矛盾があることは日本の国民にとってまことに不幸である。
そこで、端的に言えば、日本の保守政党の中にそういう意味において本当の意味の護憲派保守といわゆる憲法軽視、欠陥憲法と考えておる改憲保守と二つの異質のものが同棲しておるのが自民党ではないのか。社会党にもいろいろ矛盾がありますが、憲法というものに対する基本的な物の考え方にそういう構造的矛盾があることは日本の国民にとってまことに不幸である。
私は、そういうことを論議しても、いま直ちに結論は出ないと思いますが、改憲保守党から少なくとも護憲保守党に転換をされなければ、これから国民の合意を得られませんよ。自民党のほうは結党の政綱に改憲を入れているのだから、改憲保守党なんだ。それを世間では反動というのだ。反動というのです。それをお変えになる、変えられる意思はないのですか。