1998-04-21 第142回国会 参議院 国民福祉委員会 第9号
私どもの組織が必死に命をかけて改廃運動を始めまして四十五年間、今回の廃止運動に入りましてから五年の歳月を要したのであります。しかし、法の廃止が三十年あるいは四十年早く実現しておりましたならば、患者、家族の人生は大きく変わっていたでありましょうし、我が国のハンセン病の歴史は大きく変革していたと思われます。そして、私どもの大半は家庭にありまして人並みの幸せを享受していたでありましょう。
私どもの組織が必死に命をかけて改廃運動を始めまして四十五年間、今回の廃止運動に入りましてから五年の歳月を要したのであります。しかし、法の廃止が三十年あるいは四十年早く実現しておりましたならば、患者、家族の人生は大きく変わっていたでありましょうし、我が国のハンセン病の歴史は大きく変革していたと思われます。そして、私どもの大半は家庭にありまして人並みの幸せを享受していたでありましょう。
したがって、世論や議会は計画の実行に積極的ではなくて、むしろ改廃運動の方が多かったという状況でございました。 ところで、今日はどうなったかといいますと、状況は一変したと思います。 まず、代替地の取得に関してですけれども、既に東京への人口増大圧力というのはとまりました。都心部の人口はこの数年減少傾向にございます。
不平等条約改廃運動のわが党の提唱が、国民のほうはいたる共感を呼び起していますのは、這般の消息を物語るものといわなくてはなりません。従って、わが国が今なすべきことは、本補正予算のように、艦艇の譲渡を目的とし、艦船を建造し、安保、MSA体制の矛盾をさらにこの上拡大することでは断じてございません。