1993-06-11 第126回国会 参議院 本会議 第24号
先月京都で開催されましたIWC年次総会では、我が国の捕鯨再開の前提となる改定管理方式の決議案と沿岸捕鯨についての提案はいずれも否決されました。一方、反捕鯨国の提出した南氷洋の捕鯨禁止区域をうたったサンクチュアリ設置案は継続審議となり、今後予断を許さない状況にあります。現在のIWCは捕鯨と無関係の国も多数加盟しており、会議においても科学的議論は無視され感情による議論が優先しているようであります。
先月京都で開催されましたIWC年次総会では、我が国の捕鯨再開の前提となる改定管理方式の決議案と沿岸捕鯨についての提案はいずれも否決されました。一方、反捕鯨国の提出した南氷洋の捕鯨禁止区域をうたったサンクチュアリ設置案は継続審議となり、今後予断を許さない状況にあります。現在のIWCは捕鯨と無関係の国も多数加盟しており、会議においても科学的議論は無視され感情による議論が優先しているようであります。
これを開発いたしましたのが、最近、改定管理方式という専門用語を使っているんでございますけれども、この方法は、人間が余りいろいろな推定をしないで、間違った推定を入れることなしに、コンピューターによって利用法を考え出させるという方法でございます。そして、ある節目節目で完全な調査をいたします。
先ほど長崎参考人のお話の中では、科学小委員会の中では一致して改定管理方式、こうやってとっていけば鯨は持続的に利用できますよということが認められたにもかかわらず、IWCはそこから導かれたとは到底思えない総会の結論を出したわけでありますけれども、IWCというのは一体どういう歴史を持った、何のための団体であるのかということを改めてちょっと御説明ください。参考人、お願いします。
全く利用してはならぬという意見の持ち主の方もあるようでありまして、それらの方がおっしゃるのは、鯨の資源というのはあれだけ大きな海に点在しているものだからわかるはずがないではないか、まして目で眺めただけで何がわかる、海の底にいるものじゃないかこういう御主張であろうかというふうに思いますが、今お話のありました改定管理方式、そのもとになっております資源量の推定について、国際的にはどのような評価を受けているのか
昨年のIWCではこうした経過から、改定管理方式というふうに言っておりますが、これについて若干手直しの要求なども出ております。したがいまして、こうしたことも完備いたしまして、日本で二十五年ぶりに開かれますIWC大会に何とか、私どもの今までのこうした科学的な調査の結果を踏まえまして、私どもの今まで意図してまいりました点が受け入れられるように最大限の努力を続けていかなければいけないと思っております。
七十六万頭もふえるのだから、これから、科学委員会等が計算をし、あるいは日本が出しております改定管理方式によっても、これは百年を展望して二十万頭、毎年二千頭は間引きをしてもいいというデータも出ていることを聞いております。 そういう面で、この会議でどういうふうな展望を持って、そしてモラトリアムを何としても排除するというか、いわゆる商業捕鯨の復活。