1952-06-03 第13回国会 衆議院 大蔵委員会 第82号
最近わが国の対外收束は非常に好調でございまして外国為替資金特別会計に属しております外貨資金は相当の巨額に上つております。本年の四月末の米ドル並びに英ポンドの残高を申し上げますと、米ドルの現金勘定は大体六億六千万ドル、英ポンドの現金勘定は一億一千万ポンドになつております。
最近わが国の対外收束は非常に好調でございまして外国為替資金特別会計に属しております外貨資金は相当の巨額に上つております。本年の四月末の米ドル並びに英ポンドの残高を申し上げますと、米ドルの現金勘定は大体六億六千万ドル、英ポンドの現金勘定は一億一千万ポンドになつております。
このたびの騒擾に際し、警察官は事態を速かに收束して一般住民の危害を及ぼさしめないために誠に真剣に行動したのでありまして、感銘に堪えないのでありますが、警備態勢から状況に応じて直ちに捜査検挙に移りまするためには、更に計画なり配置なりにつき検討を要するところがあると思うのであります。今後不測の事態に対処して敏速強力に断固たる処置に出で得る態勢は首都において特に大切だと申さなければなりません。
すなわち復金の新規貸付停止、均衡予算の編成、厳格なドツジ・ラインの展開は、一面において見事にインフレーシヨンを收束せしめましたが、他面において、産業各界の萎縮を招くような現象も併発しております。さらに輸出貿易の前途も必ずしも楽観を許さないありさまであるし、また産業界唯一の望みの綱であると言われておる世界のいわゆる軍拡景気も、幸か不幸か、将来の明るい見通しも十分つけておるとは言えない。
二十四年度から始まりましたドツジ予算、これは日本の経済を安定化し、インフレを急速に收束せしめるという意味におきまして、かなり政府の関係におきまして引揚超過の予算であり、超均衡予算と呼ばれるものでありますけれども、その結果として今日の経済安定というものが確立された効果は見逃すことができないと思うのであります。
その後の経済状況は、インフレも一応收束いたしまして、現在は非常な不況に追い込まれた。かりに二十六年度の中小企業の内地ものの生産実績を見ますと、生産総額は約一千億、これに要する運転資金といたしましては、これを四期にわけて、二百五十億を要すると推定をいたすのであります。
戰後、インフレーシヨンの收束と、経済安定政策の強力な推進に伴い、農業協同組合並びに漁業協同組合は、わが国農漁業の特殊な性格を反映する困難な事情に基因いたしまして、相当数の單位組合並びに連合会において多額の資産及び債権を固定化し、経営の危機に見舞われていることは、皆様御承知のごとくであります。
(拍手) 過去二箇年にわたる吉田内閣の経済施策が、ドツジ・ラインに便乗して、低米価、低賃金、勤労者重税に貫かれました金融資本強化の反動的安定政策であつて、勤労者の犠牲の上に、ようやくインフレを收束し得たのでありますが、今また打出さんとする日本自立の方策が、大資本の強化と、農民、労働者、中小企業者の窮乏の上に打立てられんとする旧式な資本主義的方策であり、また日米経済協力のやり方も、国民生活水準の引上
○政府委員(舟山正吉君) 終戰後預金部資金の運用に極度にいろいろな制約がございまして、国債、地方債の引受等を原則とするということになつておりまして、その他の用途につきましては、インフレ收束の過渡期にありました関係もありまして、私ども初め各方面でいろいろ努力しましたが、なかなか認められなかつた。
○国務大臣(廣川弘禪君) インフレが高進する、しないという問題ですが、私どもは有能な大蔵大臣を持つておりますので、インフレ高進は必ず手際よくこれを收束させてくれると信じております。
何分にも協同組合がインフレの收束過程におきましてこうむりました被害が、相当大きいものでございますから、急にこれを健全なる金融機関に育成するということも、なかなかむずかしいことだ、こう考えられるわけであります。
又それと同時にそれを收束するといたしましても、遂に徹底的足り得なかつたのでありまして、結局国民生活水準にいわゆる皺が寄せられたのであります。 ところで最近の動向をつらつら観察いたしますに、再軍備問題そのものにつきましては、なお論議があるようでありますが、日本経済の態勢そのもの、日本の産業構成そのものは、今や政治のほうを置き去りにいたしまして、一路世界軍拡経済の一翼に突入しつつあるようであります。
昭和二十六年度のこの予算の説明の冒頭におきまして、政府の安定政策の実施と共に、久しきに亘つたインフレーシヨンが收束して、そして生産も又健実な増加を示すに至つた、こう謳歌されておりますが、併しながら、この安定は中小工業者とその労務者との犠牲において行われたものであると考えます。従いまして昭和二十六年度の予算におきまして、物価の上昇を加味されまして、更に予算の組替えをなされますことを希望いたします。
○内村清次君 二十六年度予算の説明の中の「予算の特色」の中に、「政府の安宏政策の実施と共に、久しきに亘つたインフレーシヨンは收束し、生産もまた堅実な増加を示すに至つたのでありますが、殊に、朝鮮動乱以後の生産及び輸出の増加は目ざましく、七月には援助輸入を含めても、なお且つ輸出超過を記録するに至り、更に十月に入つて、鉱工業生産は、遂に戰前の水準を突破し、」、こういうような説明がなされてありまして、一方、
いよいよふえる一方でありましようけれど、一体そういうものをどういつた具体的な方法で收束して行くか。ともすれば税金で收束するような方法をおとりになるので、なかなか零細所得者には痛いのですがお尋ねしたい。
この点は、近年政府が一貫して採用し続けたところの予算編成の方針でありまして、終戰後の激烈なインフレーシヨンは、何と申しましてもその根本原因が政府財政支出の膨脹にあつた関係上、インフレを收束して経済を安定せしめんとする限り財政支出の均衡をはからなければならないことはきわめて当然のことであります。
すなわち、わが党内閣は、その成立以来、インフレの收束、統制の撤廃、行政の簡素化に全努力を傾注して来たのであります。その結果、国民の勤労意欲は大いに上り、産業は復興し、国民の所得は増大したのであります。しかも一方、昭和二十四年度には、二千億を越えた補給金を、統制の撤廃によつて二百二十五億円に減じ得たればこそ、この大減税が可能となつたのであります。
しかるにドヅジ・ラインによるインフレの收束は、農業を初め中小商工業者に対し不可避的に大なる打撃を與え、農家経済は窮乏いたしまして、農業協同組合も当然その痛手を受けておるのであります。
これはインフレ收束という点に、本年度の予算案におきましても、依然として重点を置いておるということであると私どもは考えるのであります。しかしながら、こういう問題をまず問題点といたしまして、私どもの目から見ますと、この予算案を中心といたしました政府の本年度の財政政策を検討いたしますと、たとえば国庫対民間收支が、一千億円以上の散布超過になる可能性を含んでおるということを私どもは発見するのであります。
財政でインフレを收束して行こうという努力はもちろん続けて行かなくてはなりませんが、日本の経済全般が強力にならなければインフレの懸念は去りません。このような意味から、外国為替資金のごとき運転資金は、必要あれば日本銀行の資金操作にてまかない、インヴエントリー・フアイナスの五百億円はほかの使途に振り向け、日本経済を強力にするような方向に向けるべきであるとも考えられます。
顧みまするに、一昨昭和二十四年二月現内開成立の当時、インフレーシヨンの高進によつて危殆に瀕していたわが国の経済を、一挙にして安定へ転回させるため、政府は財政金融に関するあらゆる努力を結集するとともに、單にインフレーシヨンの收束のみをもつて事終れりとせず、さらに進んで経済の復興自立のために邁進して参つたのであります。
顧みまするに、一昨昭和二十四年二月、現内閣成立の当時、インフレーシヨンの高進によつて危殆に瀕しておりました我が国の経済を、一挙にして安定へ回転させるため、政府は、財政金融に関するあらゆる努力を結集すると共に、單にインフレーシヨンの收束のみを以つて事足れりとせず、更に進んで経済の復興自立のために邁進して参つたのであります。
○田口委員 現在の日本の経済状態からいいまして、インフレ收束政策を強力に進行させる、このことはやむを得ないことであり、またどうしても、やらなければならないことであると思うのでありますが、その結果として、あらゆるしわが原始産業の方に全部おぶさつて来る実情になつております。