1960-06-09 第34回国会 参議院 農林水産委員会 第34号
また北海道の襟裳岬から室蘭市に至る海岸は、東からの海流が沿岸で非常に強く、海岸の侵食が目立ち、数カ所で国道、鉄道の退避を行ない、また考えられておるのでありまして、十勝支庁沿岸の砂丘、広尾港海岸の防波塀の効果を与えますと、被害を防ぎ国土の保全をはかるため、被災地には、緊急に、岩手県田老町のように堤防と防波堤を築くことが最も大事だといわれております。
また北海道の襟裳岬から室蘭市に至る海岸は、東からの海流が沿岸で非常に強く、海岸の侵食が目立ち、数カ所で国道、鉄道の退避を行ない、また考えられておるのでありまして、十勝支庁沿岸の砂丘、広尾港海岸の防波塀の効果を与えますと、被害を防ぎ国土の保全をはかるため、被災地には、緊急に、岩手県田老町のように堤防と防波堤を築くことが最も大事だといわれております。
実屋の被害は全壊が二百六十八戸、半壊が四百八十二戸、小破四千五百三十五、非住宅が百八十七、農業の被害が温床苗しろ二百四十二万六千坪、水産の被害は漁船の流失及び沈没が九隻、大破三十七隻、小中破七十隻、漁網の流失が推定二億一千万円、災害救助法を適用した町村が白老村、音更村、御影町、被害の大なる地方は、住宅関係では十勝方面、農業は空知、上川、石狩方面、漁船は宗谷、渡島を除く各支庁沿岸全部であります。