1954-08-05 第19回国会 参議院 労働委員会 閉会後第3号
○国務大臣(小坂善太郎君) 私はこの推移を見てないと何とも申上げられないし、それを今申上げますことは、少し出過ぎたことになるかも知れませんが、田村委員の御質問でございますから、そういう意味でフランクに率直に申上げますと、私も実はいわゆる擬制雇用と申しますか、実際に必要はもの以上の雇用というものはあると思います。
○国務大臣(小坂善太郎君) 私はこの推移を見てないと何とも申上げられないし、それを今申上げますことは、少し出過ぎたことになるかも知れませんが、田村委員の御質問でございますから、そういう意味でフランクに率直に申上げますと、私も実はいわゆる擬制雇用と申しますか、実際に必要はもの以上の雇用というものはあると思います。
もちろん、これは生産條件の惡化にもその原因はありましようが、一方官公署たると民間企業たるとを問わず、生産技能の低下、職場規律の頽廃、擬制雇用の累加等の事実があることを否定できないのであります。また諸般の事情によるとはいえ、賃金形態も度を超えたる生活給本位となつて、技術と能力の差による能率給がほとんど顧みられないために、生産意欲が極度に低下していることも顕著なる現象であります。