2019-04-11 第198回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
昨年の八月の日本農業新聞で、近隣産地の若手農家でつくる団体が、この宇和島市の吉田町のミカン農家を支援しようということで、ボランティアで摘果作業を行うとか、助け合いで産地を必死で守っているという報道がありました。
昨年の八月の日本農業新聞で、近隣産地の若手農家でつくる団体が、この宇和島市の吉田町のミカン農家を支援しようということで、ボランティアで摘果作業を行うとか、助け合いで産地を必死で守っているという報道がありました。
これは、私も、慶応大学の神成先生とNECソリューションイノベータが開発を進めております取り組みを、ちょっと現物を見せていただきましたけれども、熟練農業者の方がアイカメラをつけて、例えば剪定作業をする、また摘果作業をする、収穫をする際に、どういった視点に注目をして、そして判断をしているのか。
一番労力が掛かるところは何ですかというふうに経営者の方にお伺いをしたところ、摘果作業ですと。桃の実がもう、小さな実がたわわになっていました、小さな緑の実が。それを見て、品質をそろえていくために摘果をしていく、その作業が一番労働力が掛かるということでありました。
ということは同時に技術があるわけでありまして、私どもが見ておりますに、農家の皆さんは摘果作業を非常に熱心に奨励もされ、やっております。一生懸命摘果に励んでおられるのですが、こういうふうな作業は、私は見ながら、米の減反と同じような意味だなという気がするわけであります。
温州ミカンは既に二割ぐらいの減反、転換をやらせておるわけですが、それにまたことし摘果で四十万トンということで、今現場では摘果作業が行われておりますね。
場所によりましては樹勢が衰えておりますので、過大な結実をいたさせますと樹体が弱るということもございますので、一部摘果作業をやっているというふうなところもあるように聞いております。
ミカンは昭和四十七年以降需給バランスがくずれ、価格が暴落したため、表年に当たる本年は二〇%を目標に摘果作業を強力に推進中で、摘果されたミカンが樹園地にそのまま放置されている状況を見、ミカン生産に必死に取り組んでいる農民に接して、感慨無量なものがあったのであります。
ミカンは、ことしは表年でありましたので、私どものほうは生産者団体と農林省の事務当局がずっと前から接触を緊密にいたしておりまして、摘果作業等かなり進行いたしております。したがって、ことしの製品はかなり品質においてもいいんではないかと思っておるわけでありますが、これは永年作物でございますし、ほかの作物と同じように、果樹にも試験時期が済みまして保険制度も実施されているものもあります。