2008-03-25 第169回国会 参議院 環境委員会 第2号
日本製紙の実態調査回答を読みますと、一九九二年当時、工場内発生損紙が古紙パルプとして認められないことが分かり、古紙パルプ配合率が低いまま生産していたと、そう言っているわけですが、これも環境省の認識を聞きたいんですが、この再生紙偽装はいつから始まったというふうに認識されているか。時期だけでいいです、簡潔に。
日本製紙の実態調査回答を読みますと、一九九二年当時、工場内発生損紙が古紙パルプとして認められないことが分かり、古紙パルプ配合率が低いまま生産していたと、そう言っているわけですが、これも環境省の認識を聞きたいんですが、この再生紙偽装はいつから始まったというふうに認識されているか。時期だけでいいです、簡潔に。
それから、損紙率、紙が損失されていくという部分がある。そういうようなのもマイナス要因になりますが、古紙を使うわけですから、純生パルプ、バージンパルプと言っておりますが、そのパルプを使わないわけです。その部分が安くなる方にききます。そういうことで、引き算いたしますと、まず企業努力なども含めますと、先ほど申しましたように一〇%ぐらいになる。
その一つに、下刷りとかあるいは校正刷りとかいうような紙、あるいは印刷中に破損するに至ったというような紙、そういう損紙をすべて厳重に管理いたしまして、責任者が立ち会いのもとで焼却をするということになっておるのでございます。ところが四十五工場、四十六工場に約百人の印刷工の受刑者が働いておりまして、それらのうちの一部が看守の目を盗み、すきをうかがいましてその損紙を抜き取ったというのでございます。
大新聞社がいろいろな出版物を出す問題があるのでありますが、これはむしろ損紙の活用という問題でありまして、御承知の通り新聞用の巻取紙の輸送は、現在におきましては包装材料がありませんので、輸送途上の破損が非常に多いのであります。從いまして新聞社に着きましたときに、輪轉機にかからないような状態の破損を受けて到着する巻取紙もたくさんあるのであります。
第二点の、新聞社がいわゆる出版の紙をどこから出して來るかという問題でありまするが、これは割当委員会の方でも頻りに問題として研究しておるところなのでありまして、新聞紙の割当には御承知の通り損紙というものを一割出して割当をいたしておるのであります。これは戰後輸送状況その他の非常に惡いために、新聞の巻取紙を輸送しますときの包装が前のように十分に参りませんために、輸送の途上で非常にいたむのであります。
御参考までに御承知くださることかと存じますが、新聞は運輸上非常に損紙がありまして、一割を新聞社に損紙として認めておるわけであります。この損紙が新聞社の自由な出版の方へまわつたり、あるいは出版協会の関係のない原料として利用されたりする場合もあるというように、正当のわくで出たものが出版のわく以外に発行される場合もあるわけであります。さよう御承知願いたいと思います。
また一方におきまして一割の中から技術的に大いにくふうを疑らしまして、損紙を一割以下に食い止めまして、それを部数の方にまわすということは大いに用紙あるいは印刷上の改良のくふうを奬励することにもなりますので、浮かした紙を使うということは認めておるわけであります。
そうするともし実際の損紙が一万部出なかつた場合においても一万部ということになりますから、それだけのものがそこに残つておつた場合は、それは新聞社の自由処分ということになりますが、それは從來の慣例で認めておるわけでございますか。
○成田政府委員 これは損紙という言葉を使つております。損紙にも白損と黒損とありまして、白損というのは、御承知の通り、印刷前に輸送の途上で破損したもので、黒損というのは印刷途中で輪轉機についてからインクがついたり、印刷不鮮明で役に立たないということであります。こういう白損、黒損は相当量に上るのでありますから、割当量の一割を損紙として別につけて渡すことになつております。