2014-06-06 第186回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
ところが、ASEAN七カ国の中にミャンマーも含まれておりますが、このミャンマーという国が位置する地勢は、ずっとずっと昔にさかのぼると、これは大東亜戦争前の話ですけれども、蒋介石をアメリカ、英国が応援する、援蒋ルートと呼ばれた、物資を中国大陸へ運び込むためのルートがミャンマーから当時の支那へ通じておったわけです。 同じようなことが今、中国はそのルートを確保しようと。
ところが、ASEAN七カ国の中にミャンマーも含まれておりますが、このミャンマーという国が位置する地勢は、ずっとずっと昔にさかのぼると、これは大東亜戦争前の話ですけれども、蒋介石をアメリカ、英国が応援する、援蒋ルートと呼ばれた、物資を中国大陸へ運び込むためのルートがミャンマーから当時の支那へ通じておったわけです。 同じようなことが今、中国はそのルートを確保しようと。
それで、その中国なんですけれども、ミャンマーのところに援蒋ルートといったものを、ミャンマーを通じて中国へ物資を輸送するという交通路を構築しつつあるということなんです。中国は、ちょっとまた戻りますけれども、マラッカ海峡を通らずにインド洋を制することができれば、物資を確実に得ることができるルートを考えて、これは中国にとっての安全保障であるわけですね。
ところが、中国も、やはり自分たちの生命線ですから、援蒋ルートを確保するといった思惑もあるんでしょうけれども、戦略安全保障協議といったものをミャンマーと行っておるんです。 これは当然防衛省も把握されていると思いますが、こういったものに関しての御感想を最後にお聞かせください。
まず、カンボジアの支援につきましては、日本はかつて戦争中に援蒋ルートを軍事力によってストップする、こういう軍事目的であそこに武力で進駐をしていった、こういう過去の暗い事実、これを反省する上に立って現地での平和的な支援を行っていく、こういうことでなければならないと思います。
ある本には、太平洋戦争の原因として、「日本は援蒋ルートを断ち切ろうとして仏印に進出し太平洋戦争になった」、「東南アジア植民地の解放と大東亜共栄圏をつくるために太平洋戦争が起こった」、「アメリカは英とともに日本の資金を押え、石油の輸出を禁じ、ABCDラインをつくって日本を取り囲んだ」、これが戦争の原因である、この記述を正しいと思いますか。
同時にまた、蒋介石にとどめを刺すために、蒋介石自身が当時国民的基盤を持っておって抵抗を示しておったのに、それはそんなはずはない、蒋介石は援蒋ルートによってビルマから鬼畜英米によって補給されておるから、援蒋ルートを断たねばならぬというので、ビルマ作戦を行ないまして、聞けわだつみの声を生んだことは御承知のとおりです。
例の戦争中の援蒋ルートのスタートいたしますところ、ラシオという町でありますが、このラシオから入つて雲南に山を越えて入つたんです。その援蒋ルートのスタートしますところ、鉄道の終点よりちよつと手前であります。そこに大きい船、亜鉛山があります。これは東洋第一、むしろ世界的な大鉱山であります。