1986-05-16 第104回国会 参議院 対フィリピン経済援助に関する調査特別委員会 第3号
○秦豊君 外務大臣と平泉長官、ちょっと伺っておきたいんですが、さっきから同僚議員もるる述べておりますように、実際に国民の血税その他を財源とする対外援助、とりわけフィリピンに対する援助実行の現状というのは、チェックポイントというのが非常にルーズになっている。甘い。
○秦豊君 外務大臣と平泉長官、ちょっと伺っておきたいんですが、さっきから同僚議員もるる述べておりますように、実際に国民の血税その他を財源とする対外援助、とりわけフィリピンに対する援助実行の現状というのは、チェックポイントというのが非常にルーズになっている。甘い。
わが国の対外援助の基本的な考え方は、当面政府開発援助を五十三暦年から五十五暦年までの三年間に二倍にふやす、三年倍増計画にあると思うのですが、経済企画庁の資料によりますと、五十三年度の予算消化率、つまり援助実行率が好転しているという望ましい傾向と思います。一年でも早く目標を達成すべきでございますが、三年倍増計画を達成しても、わが国の対外援助は、他の先進国に比べてまだ低水準にあると思います。
○中川(嘉)委員 いまの御答弁で、実施のおくれという点が指摘されましたけれども、具体的にさらに若干伺っておきたいと思うのですが、実施のおくれに理由があるというその理由、実施のおくれそのものの内容ですけれども、できればもう少し具体的にお答えをいただきたいというのと、援助実行の早い商品援助の比率、この比率が一体どうなっているのかあるいはまた援助受け入れ国の経済環境の悪化に伴うところの援助実行のおくれ、第三点