1996-07-23 第136回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
したがいまして、このアレンジメント参加国におきましては、タイド援助信用だとか混合借款、ODA借款、贈与その他、こういったその了解に定められた条件よりも緩和された条件のものについては信用供与を行ってはならないということでございまして、原子力発電所建設案件についてもそういうことで現在に至っていると、こういうふうに了解をいたしております。
したがいまして、このアレンジメント参加国におきましては、タイド援助信用だとか混合借款、ODA借款、贈与その他、こういったその了解に定められた条件よりも緩和された条件のものについては信用供与を行ってはならないということでございまして、原子力発電所建設案件についてもそういうことで現在に至っていると、こういうふうに了解をいたしております。
この対象となります金融はタイドの援助信用、混合借款、ODA借款、贈与その他合意された条件よりも緩和された条件でのあらゆる種類の信用供与ということになっておりまして、今御指摘の円借款はこの中のいわゆるODA借款というものに該当することになります。したがいまして、原子力発電所建設案件について我が国の円借款、すなわち経済協力基金の行います直接借款、この供与はできないという形になっております。
我が国としましては、タイド援助信用の規制強化に前向きに取り組んでいるというところでございますけれども、グラントエレメントの計算方法を改めるということは、このままいきますと、今の提案どおりですと、高金利国に大変有利になりまして、低金利国に不利に作用するものでありまして、また累積債務問題に配慮した国際的低金利化の流れに逆行するというような問題があります。