1988-12-06 第113回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
アメリカの要求なんですけれども、御承知のように三〇一条を提訴却下の条件として幾らかなりとも前向きの対応と、こう言われたと思いますね。同時に当面お米の輸入自由化は無理だろうけれども、一定枠の輸入、つまりお米の一部市場開放これをやってくれ、こういう要求であると思うんです。
アメリカの要求なんですけれども、御承知のように三〇一条を提訴却下の条件として幾らかなりとも前向きの対応と、こう言われたと思いますね。同時に当面お米の輸入自由化は無理だろうけれども、一定枠の輸入、つまりお米の一部市場開放これをやってくれ、こういう要求であると思うんです。
先週の当委員会で、RMAの提訴却下について串原委員等を中心にしていろいろ質疑が行われました。これはいわば米開放、食管つぶしの外圧ともいうべきものでありますけれども、国内でもこの種の議論がたくさんなされているわけであります。
これは、大統領選挙の真っただ中でこういう提訴却下決定というような行政手続が進められましたので、その対応にいろいろ難しい面があったと思うのですが、大臣等の御努力によりましてこの点についてはとにかく一応却下、こういう決定を見まして、その限りでは大変努力のかいがあったということで、私どもも一定の評価をいたしております。
具体的には提訴却下という問題につながるとするならば、これは私をして必要以上に慎重ならしめる。だから、私は今日の段階においてはそれぞれの歴史的経緯の中で、私どもは私どもとして冷静厳格に対応をしている、こう申し上げておるところでございます。
〔理事北修二君退席、委員長着席〕 既にRMAの三百一条提訴却下ということと相まって、一つは日本の米市場開放問題をガットの新ラウンドのテーマにしたい、これがもう一つ明確になっている。それからもう一つは、来年の夏までに日本側がこの問題で前向きな答えを出しなさい、こういうふうに言っているわけですね。
RMAは、米政府の言うところの市場開放を求める積極的貿易政策と提訴却下ということがどういう関係にあるのかということに当惑している。 日本が保護主義の牙城であり続けるときに、なぜ米国市場を日本製自動車、テレビ等に開放する必要があるのか。
○倉成国務大臣 ただいま政府委員から事実関係についてのお答えを申し上げましたけれども、これに対して日本政府としてどう考えるかという先生のお話でございますが、私は、米政府が三〇一条の提訴却下の決定を行ったことは評価すべきであると思っておるわけでありまして、このことについて私もプンタデルエステにおいてヤイター代表に、またアメリカ、ニューヨークにおきましてシュルツ国務長官にも申しておった次第でございます。
あの報道によれば三条件を出しているわけで、第一の条件というのは日本が援助米として年間百万トン五年間にわたって買い付けてくれ、二つ目には同様に加工用米五十万トンを日本が輸入せよ、三つ目には日本の米市場開放問題をガットの新ラウンドのテーマとせよ、この三条件が受け入れられるならRMAも提訴却下もいい、こういうような話が出ているんですけれども、こういう話が日本政府としてのめるのかどうか、これは大臣に。