1952-04-26 第13回国会 衆議院 本会議 第36号
すなわち、すでに駐留軍によつて使用、接收されました土地、建物等は全国で広大な面積に及び、特にこれが農地、開拓地及びそれに付属するところの民家の場合には、食糧増産は心ちろんのこと、被接收農家に致命的な打撃を與えるものとして、関係農民等は必死の反対をして参つたのであります。
すなわち、すでに駐留軍によつて使用、接收されました土地、建物等は全国で広大な面積に及び、特にこれが農地、開拓地及びそれに付属するところの民家の場合には、食糧増産は心ちろんのこと、被接收農家に致命的な打撃を與えるものとして、関係農民等は必死の反対をして参つたのであります。
農林省では、全国農民の激烈な反対運動を緩和する止めに、被接收農家標準一町一反のものに対し二百万円の補償をする、全国の新聞にこういう発表いたしました。しかし、これはまつたく虚偽の宣伝であります。当の責任者である岡野国務大臣は、昨日私の質問に答えまして、そんなことは、いまだかつて閣議にかけられたこともございません、私も存じておりません、こう答弁しているのであります。