1974-11-18 第73回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第1号
○小谷守君 安全操業の対象範囲として、現地の関係者は基本的には四島周辺の接岸操業を望みながらも、当面は政府が基本線としている四島周辺の三海里から十二海里の間の水域の安全操業でもやむを得ない、こういう立場を表明しておる。ところで、四島周辺は質的にも量的にも日本漁業にとってきわめて重要な海域となっております。それだけに、地元では最近の領海十二海里、経済水域二百海里の世界的な趨勢をきわめて憂慮しておる。
○小谷守君 安全操業の対象範囲として、現地の関係者は基本的には四島周辺の接岸操業を望みながらも、当面は政府が基本線としている四島周辺の三海里から十二海里の間の水域の安全操業でもやむを得ない、こういう立場を表明しておる。ところで、四島周辺は質的にも量的にも日本漁業にとってきわめて重要な海域となっております。それだけに、地元では最近の領海十二海里、経済水域二百海里の世界的な趨勢をきわめて憂慮しておる。
できたら、接岸操業したいのであります。この主ないし十二海里というのは、日本政府はどのような見解に基づいて——いま赤城先生からもお話がございましたけれども、どのような判断で下されたのか。領土問題に関するわが国の主張からいっても、これは当然ゼロ海里ということになるのじゃないかと私は思うのでございます。このことに対する大臣の御所見をお伺いしたいわけでございます。
昭和四十年の赤城宗徳氏によって接岸操業といいますか、の問題に対して私案が出されました。いわゆる赤城私案というものが出されました。その対象水域は歯舞、色丹に限られておりました。それを今回は国後、択捉まで広げられた理由はどこにありますか。
一つは、北方水域の接岸操業の問題、それから返還後の在沖縄米軍基地の問題、日中貿易に関する若干の問題、最後にアジア諸国に対する文化外交の面について、これだけのことをお伺いいたしたいと思います。
次に、安全操業問題につきましては、人道上の見地からもできるだけ早期にその実現を切望するが、対象範囲はあくまで歯舞、色丹、国後、択捉の四島周辺とすべきであり、また、できるだけ接岸操業が可能となるような協定の実現を望むとの訴えがなされました。
また漁業のほうからいえば、安全操業の面に引っかけて、接岸操業なり沿岸操業ということで、事実上、日本の領土のような形で日本に利用させてもらう、こんなようないろんな点も考えられておるようですね。あるいは買収ということも人によっては考えておるようでありますが、これらの点も検討に値する、あるいは検討の座にのぼったことのある問題でしょうか。
それから、日ソ漁業の問題について最後に触れてみたいと思うのですが、例の歯舞、色丹諸島への接岸操業等を内容とする赤城私案の問題、これと引きかえにソ連のほうから日本への寄港要求が出されて今日に至っておる。日本政府のこの問題に対する取り扱いの方針、見通し等についてお伺いしたいのです。
次に北海道近海の接岸操業の問題でありますが、この問題につきましてはただいまお話のありました通りの経過でございまして、これに関しまする漁夫の対策につきましては、樺太、千島の引揚漁民につきましては、過去五カ年間にわたりまして、これらの漁民の開拓事業、新しい漁村部落を作って、そこで住宅その他の施設あるいは学校の建設等もやってやるというふうな仕事をやって参ったのであります。
終戦によって千島の漁場を失った北辺の漁民は、日々拿捕の危険におびえながら細々とコンブの採取に従事しており、関係者から現地の苦しい実情について切実な陳情を受けましたが、その主な点を述べますと、一、南千島諸島周辺の漁場において接岸操業ができるよう、応急措置を講じていただきたい。二、南千島諸島周辺で操業する漁船のために、避難港を早急に作っていただきたい。
いわゆる安全操業、北洋の接岸漁業について、日ソ交渉について聞きたいと思うのですが、この前の国会のころ、六月、門脇さんが接岸操業について、ソビエト側にさらに申し入れをして、話を進めようじゃないかという申し入れをしたと思うのですが、そういうことをしたのかどうか。向うの回答はどうであったか。
さらにまた日ソ国交回復後の今日、なお漁船の拿捕、抑留事件が相次いで発生しているので、領土返還の達成を見るまでの間においても、色丹島、歯舞諸島、千島列島漁場において、完全かつ安全に接岸操業ができるよう外交交渉を開始して、その実現をはかってほしいとの要望がありました。
抑留漁民の早期釈放、留守家族に対する援護措置を要望するもの、第百四及び百七は、沖縄の施政権の回復ないし米軍用地代の一括払い阻止を要望するもの、第九十八は、海外移住のための施設に対する補助金の増額を要望するもの、第百八及び百九は、日ソ漁業問題に関するもので、南部沿海州漁場において、わが漁船がソ連監視船に退去を命ぜられた事件の究明と安全操業のための措置を要望するもの、及び歯舞、色丹島などの周辺に対し、接岸操業
この件は、かねて再三にわたる陳情によって御了承の通り、北海道漁民が安全に適切な範囲まで接岸操業することができるように、日ソ平和条約締結までの間、近海漁業の暫定協定を締結するようにしてもらいたいという趣旨のものであります。政府においてもすでに御了承のことと存じますが、この問題について政府の見解を聞くことにいたします。