1961-03-14 第38回国会 衆議院 本会議 第16号
本法案は、去る二月八日本委員会に付託され、同月十日政府より提案理由の説明を聴取し、同月十四日、十七日、二十一日、三月三日、十日に慎重に審査いたしましたが、主として旧港湾整備五カ年計画の進捗状況、旧五カ年計画と新五カ年計画との関係、新五カ年計画に対する資金の見通し、特に産業立地調整費との関係について、また、港湾整備に伴う関係諸施設の整備方針、米軍接収港湾施設の返還問題及び五カ年計画と職員の定員化等の諸問題
本法案は、去る二月八日本委員会に付託され、同月十日政府より提案理由の説明を聴取し、同月十四日、十七日、二十一日、三月三日、十日に慎重に審査いたしましたが、主として旧港湾整備五カ年計画の進捗状況、旧五カ年計画と新五カ年計画との関係、新五カ年計画に対する資金の見通し、特に産業立地調整費との関係について、また、港湾整備に伴う関係諸施設の整備方針、米軍接収港湾施設の返還問題及び五カ年計画と職員の定員化等の諸問題
従って、この接収港湾の早期返還については、極力これが実現のために努力せられるように希望をいたします。 次にお尋ねいたしますのは、これはきわめて重要でありますから、これについては御答弁を願いたいと思うのであります。
○中道政府委員 この接収港湾につきましては、先ほど申しましたように日米合同委員会の施設委員会がございまして、従来から横浜港ばかりじゃなくて、神戸港その他の港湾を終戦以来接収解除に極力努力をして参ったわけでございます。その場合にそれらの港湾の事情は、調達庁にも、それらの施設合同委員会がございますので、十分われわれの方からも説明をいたしておりますし、今日まで順次返還を見ておるような事情でございます。
これは現行の港湾法が、占領行政下にあつた第七国会の閉会間際に提出されまして、当時におきまするその筋の意向によりまして、即ち港湾管理者の定められない間は接収港湾の開放か困難であるという特殊な事情を考慮いたしまして、慎重審議を要すべき幾多問題があつたのでありますが、それを残しながら成立するに至つたというような関係を持つ法律でありますからと考えられるのであります。
○小野哲君 ちよつと私伺いたいのですが、第十三国会のときに予算委員会の一般質問の中で接収港湾の……、埠頭その他ですね、それの接収解除の問題が出たのですが、その後順調に進んでおりますかどうか、一つ経過だけを伺つておきたいと思います。
○政府委員(石原周夫君) 接収港湾の大体の施設につきましては、接収をせられておることに伴いまして、それだけの港湾の能力がないわけでありまするので、これに対しまして何と申しまするか、アメリカの軍の貨物以外の一般貨物を取扱いまする港湾の能力というものを備えなければならん。そのほうは安全保障費を以て賄いをいたすわけであります。
従いまして港湾能力の減殺は著しいものがあると言い得るのでありまして、でこれらの接収港湾の接岸施設は、横浜港のサウス・ピア、又は門司港の外浜岩壁など目下返還されつつあるものもあります。現にこの予備作業班の分科会におきまして、各港別に返還の問題を具体的に協議しつつあるのでありまして、行政協定に基きまして、駐留軍の使用の場合、即ち一部分を除きましては全部返還される見込であるのであります。
この港湾法は去る第七国会の閉会間際に提出をされたのでありまして、当時すでになお愼重審議を要する幾多の問題があつたのでありまするが、当時におきましてその筋の意向によりますと、港湾管理者が定められない間は接収港湾の解放が困難であるというようなことがありましたので、かような特殊事情を考慮せられまして修正すべき点については、これは十分検討を遂げて近い機会に改正措置をとるべきものである、かように委員会においても