1995-03-28 第132回国会 衆議院 商工委員会 第7号
一方、不採算油種がその他大勢ある。灯油、軽油は幾らか採算ベースに乗っているわけですが、不採算油種もたくさんある。この辺をどういうふうに、石油業界としていわゆる調整といいますか、調整という言い方もおかしいのですけれども、どういう取り組みあるいは基本的なお考えでいらっしゃるのか、それが一つです。
一方、不採算油種がその他大勢ある。灯油、軽油は幾らか採算ベースに乗っているわけですが、不採算油種もたくさんある。この辺をどういうふうに、石油業界としていわゆる調整といいますか、調整という言い方もおかしいのですけれども、どういう取り組みあるいは基本的なお考えでいらっしゃるのか、それが一つです。
したがいまして、採算油種と言われておりましたガソリンは、それだけに競争も激烈でございまして、値下がり幅は非常に激しい。こういう過程におきまして、末端のガソリンスタンドにおきましては非常に経営が苦しくなっておるということは事実でございます。
第一は、石油製品の中では、従来、やはりガソリンが比較的採算油種であった、他の石油製品の採算がきわめて悪かったということから参ります石油元売り会社あるいは卸売会社のガソリン販売指向の強さ、これが第一であろうかと思います。
その中に、先生御指摘の揮発油販売業の合理化対策、あるいは潤滑油製造業の経営合理化対策、あるいはコンビナートリファイナリー対策といったような形で種々の施策を打ち出しているわけでございますが、たとえば揮発油販売業について見ますと、現在石油製品の価格体系の中で、ガソリンだけが採算油種であるというふうなことで、この分野におきまして、元売り、さらには流通段階におきます過当競争といいますか、競争が非常に激しいということで
ガソリンのみが採算油種であるというふうな実態、あるいは元売り、揮発油業界といったところの過当競争といったふうなものがあるのではないかと思います。したがいまして、私どもとしましては、この供給計画につきまして、実態を十分反映した合理的なものにするという努力はいたしますが、同時に、ガソリン市況対策としましては、その他の面でも各種の手を打ってまいりたいと考えているところでございます。
その後のガソリンの市況等から勘案しますと、経営の実態としましては改善されていない、むしろ若干これより悪くなっているというふうに把握すべきじゃないかと私ども考えておりますが、これにつきましてはいろいろな理由があるわけでございまして、基本的には、ガソリンが各石油製品の中で唯一の採算油種であるというふうなことで、どうしてもその分野で各石油会社の販売競争が起こりがちであるというふうなことが一つあろうかと思います
五十一年度においては二百七十四億の黒字を計上いたしたわけでございますが、なお百三十五億円の繰り越し損を持っておるということでございまして、コンビナートリファイナリーにつきましては、一つは先ほど先生が御指摘になりましたように、採算油種のウエートが低いということもございますが、そのほかに新増設の設備を抱えておるといった点から減価償却、支払い利子といったいわゆる資本費が高くついておること、それからオイルショック
あるいは採算油種と言われておりますガソリンの得率が外資系は平均して一五%、高いところは二二%もあるわけでございますが、民族系は一二%程度といったようなところから、格差は縮小するよりはますます拡大する方向にあるんじゃなかろうかということを懸念いたしております。
○橋本(利)政府委員 ただいま御指摘の東燃工業が非常に好決算をしたということでございますが、これは理由はいろいろあろうかと思いますが、実は、採算油種であるガソリンの生産性が高い、あるいは設備の稼働率が高い、あるいは設備の償却負担が軽い、あるいは原油面でメジャー系に属しておりますので軽質油を十分に手当てできる、といったようなところも作用いたしまして好決算を結果したのだと思うわけでございます。
その間にこういった業転玉が発生しておるわけでございますが、これはやはり精販のギャップと申しますか、ガソリンが採算油種であるところから、できるだけ多くこれに依存していきたいといった風潮があるわけで、ややもすると過剰生産に陥る。それは地域的に、あるいは企業によって、あるいは時期によって違うかと思いますが、そういったマクロに対してミクロ面での一時的な現象ということでございます。
そしてガソリンは採算油種であるから当然ここに入ってくるんだろうということは、どう言ってもこれは理屈に合わぬわけです。だからここに、こういった転職の多い、しかも大臣の答弁のように、ほうっとったら倒産がたくさん出るだろう、大混乱しておるというところに入ってくるということ、そこに私は何かうまみが落ちておると思うんですよ、どうですか。
○政府委員(橋本利一君) まさに御指摘の点、一見しますと矛盾ととれるわけでございますが、ガソリンというのは数多くある石油製品の中で、最も採算性が高いと申しますか、いわゆる採算油種というふうに考えられておりまして、そのために石油業界全体を通じてガソリンの得率を高める、あるいは販売の能力を高めていく、一言で言えばガソリンへの依存度を高めていこうという動きがございまして、そういった動きが、流通の末端段階としての
特に、揮発油は石油業界にとって唯一の採算油種と言われており、現状においても、販売シェアを確保するために元売各社による給油所の引き抜きが激しく行われておるようであります。したがって、本法による末端販売店の規制だけでなく、石油元売業の構造改善を促進し、さらに石油業法にも再検討を加えて、業界全体を秩序あるものにする必要があると思うのでありますが、この点に対する政府の見解を伺っておきたいと思います。
○橋本(利)政府委員 まず、灯油が混入されるのは、ガソリンが石油製品の中でも数少ない採算油種であり、かつ他の製品に比べますと六万円以上もの価格差がある。御承知の、この七月一日からキロリットル当たり八千六百円ガソリン税が増徴されました。
○橋本(利)政府委員 何度も申し上げて恐縮でございますが、やはりガソリンが数少ない採算油種だといったところから、石油各社はガソリンの得率を高める、あるいは販売を増加していくと申しますか、ガソリンに対する依存度を高めようとしておるのが実情かと思います。
一方、元売等につきましては、別途予算措置等によりまして、あるいは財投措置によりまして、その再編成あるいは構造的問題の解決を側面的に支援していこう、こういう構え方になっておるわけでございますが、御承知のようにガソリンが石油製品の中でも採算油種になっておるものですから、ここでの経営不安定あるいは過当競争ということになりますと、石油企業あるいは石油産業全体が経営不安定になると申しますか、体質が脆弱になるというようなことも
○橋本(利)政府委員 その原因は幾つかございますが、一つは、ただいま申し上げました揮発油の販売業界というのはそのほとんどが中小零細企業である、加えて数少ない採算油種であるといったところから、激しい過当競争によりまして経営の悪化を来しておるということが一つございます。それから、いわゆる石油危機以降、業転玉なるものが安売りの一つの原因になって、さらに過当競争というものを激化させておる。
いずれにいたしましても、ガソリンが石油製品の中でも数少ない採算油種であるということ、それから高率のガソリン税が賦課されておるといったような問題もございまして、流通上かなり問題が複雑に、また憂うべき状態になっております。そういったことを是正するために本法案を準備いたしまして御審議をお願いしておる、こういうことでございます。
一つは、先ほども申し上げましたように、ガソリンなるものが石油製品の中ではきわめて数少ない採算油種であるというところからいたしまして過当競争が起こる。この過当競争の過程におきまして粗悪ガソリンが発生するというのが一つの理由かと思います。