1966-07-21 第52回国会 参議院 商工委員会 第3号
○矢追秀彦君 次に問題となるのは、もし日本で石油が出た場合、日本の石油産業が——採油業と精製業ですね、この二つに別れておるわけです。こういったところにおいて問題が出てこないだろうか。要するに原油を引き取る問題についてですね。そういった問題についてどのようにお考えですか。もし将来相当出てきた場合、内部からくる問題、それをどう調整していくか、その点お伺いします。
○矢追秀彦君 次に問題となるのは、もし日本で石油が出た場合、日本の石油産業が——採油業と精製業ですね、この二つに別れておるわけです。こういったところにおいて問題が出てこないだろうか。要するに原油を引き取る問題についてですね。そういった問題についてどのようにお考えですか。もし将来相当出てきた場合、内部からくる問題、それをどう調整していくか、その点お伺いします。
ただこれは、私のほうの考えとしましては、ドイツあるいはフランス、そうした方面の戦後におきます石油採油業の発達ということを考えますと、やはり国内の石油資源をこの際相当開発することが私はどうしても大事じやないかというふうに考えましたので、この五箇年計画百万キロリツトルというのを実は立てたわけでございます。
しかしながら、帝石は日本の採油業の約八割七、八分を占めておる。しかも国の投資が、昔五億円の時代は三億三千万円ですか、約四割以上持つておつた。倍額増資になりまして比率は少くなりましたけれども、今でも一億三千万円の株を持つておるわけです。こういう補助金のあり方について私は検討されなければならぬはずだと思うのです。
○政府委員(平田敬一郎君) お尋ねの趣旨は、原案におきましては原油、重油に対しまして一〇%の案でございますのを、ゼロにした場合におきまして国内の採油業に対してどういう影響があるか、こういう御趣旨かと思いますが、そういう問題でございますれば、これは私ども国内の原油の保護育成を図るということは緊急であるというふうに考えまして、原案を作成いたしたような次第でございますが、ただ衆議院の修正いたしましたのは、
関連するのでありますけれども、この石油の関税です、これは国内産業保護の立場だというふうに御説明を承わつたのでありますが、そうだとすると、先ほどから指摘があつた通りだと私は思うのでありますが、この関税をかけるために国内の産業にどういう影響を及ぼすかということは、今水産関係の数字が挙りましたから、あとで詳しく挙げる必要もないと思うのでありますけれども、私は大蔵大臣にお尋ねしたいのは、本当にこれは国内の採油業
今大蔵大臣のお話のありましたように、いわゆる日本の採油業の基礎と外国の採油業の基礎とは大分違いますし、やはり或る程度長期に亘つて見ますれば、これはどうしてもやはり保護育成の必要があるということを強く実は感じておるのでございます。戰前におきましてもそうでございましたが、その基本的事情は最近においてもそう顯著に変つていない。
即ち採油業等にも関係があります。
その採油業に対しての国の助成はどういう程度になつておりますか。こういう面について詳細なデーターを出していただくよう希望いたしておきます。
以上が昭和二十六年度の関税收入見込額でございますが、なおこの石油類に対する関税の原案が作成されまして理由につきまして、簡單に御説明申し上げますと、要するにこの石油類に対して関税を課するということの理由は、国内の採油業の保護という点にその重点があるのでございまして、国内の採油は、現在必要といたしまする石油類の一〇%ないし一五%をまかなつておるにすぎないのでございますが、これに対しまして、政府の補助金だけで
このことはもちろんこの原案を作成いたしますときには考慮に入れていなかつた事態でございまして、現状から申しますと、ただいまお話のございましたように、内地の採油業の保護のために関税を課するということの必要はないように用いております。
○政府委員(宮幡靖君) 輸入原油の課税の問題については、前回の御質問がありました国内産業の油と輸入原油によります精製油との間の開きにおいても、大体三千円くらいの開きがあるであろう、こう予想しておりますので、若し関税によりましてこれを調節するといたしますならば、その狙いは勿論関税だけのものでありまして、国内の採油業を圧迫しないように取計らつて行きたいと考えております。
ねいたしたいのでありますが、この前も輸入税のことにつきましてお尋ねしたのでありますが、今朝新聞を見ますと、毎日新聞でありますが、石油は一キロリツトル七円で動かさないとありますが、これは私は実は非常に輸入税のことを重く考えますので、日本の油田の特性からいつてとてもコストが外国の油田に立向えるとは思いませんので……併し又一万から言うと、この前も私申上げましたように、国際収支のバランスの上から言いましても明瞭でありますが、採油業
今御指摘の帝国石油のお方がどういう御意見かは私直接聞いておりませんが、採油業の方面においても、相当技術的の合理化によつてでもないところであると思うのであります。
○増岡政府委員 ただいまのところ、いろいろ今御指摘のような点もございますので、どういうふうに石油採掘事業、あるいは精製事業、あるいは配給の問題というようなものを整備して行くかということについては、総合的に研究中でございますが、ただいまのとたろ精油業についてどういう措置を講ずるか、あるいは採油業については将来特別助成的な措置を講ずるというような点については、具体的に申し上げる段階にまで至つておりません
○志田委員 単に価格の問題を国際価格にさや寄せするというようなことを考えずに、政府は石油業者自身の創意くふうにまつて、あるいは採油業における合理化によつて、この価格改訂に一役買わせるお考えであるかどうか。あるいは補助金その他によつて探鉱あるいは精製等に補助金を出して行くというように、それを考えておるかどうか、それをお聞きいたします。
○下條恭兵君 只今政務次官から価格その他の点で内地の採油業を保護して行かれるというような、そういうふうな御説明があつたように承つたのであらますが、価格の面で内地の採油業が成り立つようにするということは、結局将来輸入原油に対して高関税をかけると、こういう意味になるのでございますか。