2000-03-23 第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第6号
○国務大臣(深谷隆司君) 今こちらからお答え申し上げたように、我が国には石炭の埋蔵量というのはまだかなりあるというのはわかっているのでありますが、断層が多いとか、採掘条件が極めて厳しくて、それが今日までのずっと長年苦労をしてきた最大の理由でありますが、そういう意味では、経済性あるいは危険性、その他もろもろ考えますと、開発は極めて困難だとしか言いようがありません。
○国務大臣(深谷隆司君) 今こちらからお答え申し上げたように、我が国には石炭の埋蔵量というのはまだかなりあるというのはわかっているのでありますが、断層が多いとか、採掘条件が極めて厳しくて、それが今日までのずっと長年苦労をしてきた最大の理由でありますが、そういう意味では、経済性あるいは危険性、その他もろもろ考えますと、開発は極めて困難だとしか言いようがありません。
○深谷国務大臣 日本の国内の石炭をもっと掘っていこう、一方にはそういう意思があったのでありますけれども、我が国の場合には、断層が多いなど採掘条件が極端に厳しいために、そしてその経済性や開発の問題を考えると困難である。そういう中から苦渋の選択として、今日の二つの炭鉱を残し、そこで技術の移転をしていこう、そういう方向づけが今なされたわけでございます。
こうした技術は、今後採掘条件の悪化が見込まれている海外の産炭国にとっては、石炭の安定的生産を確保する上で有用なものであるとの評価があるわけでございます。 こうした点を踏まえまして、当省といたしましては、御指摘ございました炭鉱技術移転五カ年計画を策定いたしまして、平成十四年度以降、炭鉱技術を集中的、計画的に海外産炭国に移転するため、現在稼働中の炭鉱を活用した研修事業を実施する所存でございます。
○北畑政府委員 浅所陥没は、地域ごとの気象、採掘条件、土地利用状況等に影響されるものでございまして、地域ごとに発生状況が異なります。したがいまして、一概には申し上げられませんが、平均で申し上げまして、一県当たり年間数件の浅所陥没が発生しておるという状況でございます。
三つ目は、日本の地層の特徴ですけれども、「天盤が軟弱、地圧が高い、ガスが多い、自然発火しやすい等、採掘条件が決して恵まれていないことから、厳しい保安・環境規制がなされており、世界有数の高度な保安技術が発達している。」私はこのとおりだと思うのですね。 調べてみると、このところ、特に中国とインドネシアからの技術者のこの二つの炭鉱での留学というか、技術の習得が急増していますね。
このことをもって政府が閉山提案の撤回を求めるべきではない、かように実は考えております また、三井石炭鉱業においては、自社の経営状況、それから採掘条件等はもとより、こうした政府の措置をも総合的に勘案し、経営判断として閉山を提案したものでございまして、政府がその判断に変更を求める立場ではないという点を御理解いただきたい、かように思います。
○佐藤国務大臣 今御指摘のように、この三井鉱山、それが三井石炭鉱業というふうに会社を分けてやっておりますが、先ほどちょっと申したように、近年とみに採掘条件の悪化ということから経営状況が悪化したということから、御存じのように日本じゅうの石炭がどんどん閉山して、それまで一応最後までよく頑張ったというふうにも思いますが、いずれにしろ大変なことだと思います。
ただ、この労働条件、労働環境の整備というのは、基本的には石炭会社が行うものでございまして、我々としては、石炭会社の経理が極めて厳しい状況にあることにかんがみて、現在まで、石炭鉱業安定補給金あるいは坑内骨格構造補助金などの助成を実施しておるところでありますし、さらに本年度からは、石炭鉱業安定補給金につきまして炭鉱の採掘条件の格差を踏まえた調整を行っておるところでございます。
○稲川政府委員 安定補給金につきましては、各種の山の事情に応じまして制度がるる発足してきたところでございまして、炭価の見直しについてはしばらく時間があいてございますが、本年度からは、この安定補給金の中で、炭鉱の採掘条件の格差を踏まえた調整を行う新しい枠組みをつくることができております。
殊に石炭鉱業におきましては、採掘条件の悪化、海外炭の輸入増加等非常に厳しい環境のもとにあり、国内炭生産規模の段階的縮小を図ることを余儀なくされております。
坑内についても採掘条件が極めてよくて、日本の採掘条件がそのまま適用されるというような状況にはないようでございますし、そういった状況もかなり将来にも続くというふうに議論がされております。
殊に石炭鉱業につきましては、採掘条件の悪化、海外炭の輸入増加等非常に厳しい環境のもとにあり、国内炭生産規模の段階的縮小を図ることを余儀なくされております。
ただ、反面におきまして、ただいま申し上げました自然条件あるいは坑内の骨格構造あるいは運搬の系統、その他もろもろ含めまして、坑内の採掘条件をいろいろ工夫することによってコンパクトに能率よく石炭を掘っていける可能性もあるということも考え得ると思います。要はその両方の兼ね合いだと思います。
殊に石炭鉱業につきましては、採掘条件の悪化、内外炭価格差の拡大等非常に厳しい環境のもとにあり、国内炭生産規模の段階的縮小を図ることを余儀なくされております。
「(イ)経済性を勘案した炭量からみて長期的な安定供給が可能なこと、(ロ)保安確保を前提として、採掘条件等からみて合理化の余地が大きいこと、い経営の弾力性を期待し得ること」、こういう条件を挙げているんですけれども、これに該当し得るところは一体どこなんですか。我々が伝承するところによれば、太平洋、三井三池、松島池島、この三鉱ぐらいではなかろうかと言われているんですが、いかがでしょうか。
それから第二に保安の確保を前提として採掘条件等から見て合理化の余地が大きいことという条件を示しておりまして、第三に経営の弾力性を期待し得る、こういう条件を具備しているものが長期的に継続し得る炭鉱であるというふうに言っているわけでございます。
現在、我が国の石炭鉱業につきましては、総合的なエネルギー政策の観点から国内資源としての石炭の有効活用を図るため、関係者が一丸となって努力を続けておられるところでありますが、石炭鉱業を取り巻く環境は、採掘条件の悪化、円高基調の定着等による内外炭価格差の拡大等非常に厳しい状況にあります。
私の個人的な感想をあえて申し上げさせていただけば、ある経済的な範囲で資源量が豊富であり、またある程度採掘条件の合理化の余地があり、また経営としても活力があるような経営、そういうものは八次策以降も残してほしいという私の感想を最後に申し上げさせていただきます。
○向坂参考人 お説のとおりに、現在稼行している炭鉱においても将来かなり長い期間にわたって採掘可能な資源量の豊富な炭鉱があることは確かでございますし、経営のやり方によっては採掘条件を合理化しながら、コストを余り上げることなく長期にわたってできるという可能性を残す炭鉱もあると承知しております。
○向坂参考人 集約化ということをどういうふうな意味に使っているかというふうに考えますと、私は先ほどもちょっと申し上げたように、ある程度経済性のある資源量がかなり豊富で長期にわたって使え、しかも採掘条件の悪化を防げるというような炭鉱、それからやはり企業でございますから、経営力がしっかりしているところ、いわば効率のある、経営力のある企業への生産を集中していく、そこを残していくという意味で使ったのでありまして
また、採掘条件は、深部化、奥部化の進行に伴い悪化しておりますが、労使の協力、合理化の進展によって生産能率は着実に上昇してきております。しかしながら、企業は赤字経営から脱却するには至っておらず、六十年度における政府助成後の経常損失は大手五社合計で約百十一億円、トン当たりで約八百九十円、また、繰越損失は約三百二十億円となる見込みでありまして、経営基盤は依然脆弱であります。
○小渕(正)委員 我が国の石炭政策を考える場合には、海外炭との関係では、海外炭は御承知のようにほとんど露天掘り、日本で言う採炭というのと、ちょっと感覚的にもイメージ的にも違う、要するに砂利をその辺でとっているような状態で、輸送にどれだけのことをしていくかということによって若干のあれがありますが、問題は、そういう意味で地殻的な条件で考えるならば、我が国の石炭政策は、そういった全然採掘条件の違う国内炭と
採掘条件につきましても悪化はしておりますが、一方、生産能率の面で見ますと、五十七年度の月当たり一人当たり八十五トン程度の能率が、六十年度の実績見込みでは九十三トンまで向上しているということでございます。
ただし採掘条件が非常に違います。いろいろ鉱床によって違うのでございます。したがって、先ほど真っ先に申し上げましたエルテニエンテ鉱山は一日一人当たり二十一トン掘っております。これは非常に能率のいい鉱山でございます。鉱床条件がいいわけでございます。同じくエルサルパドールは一日一人当たり十八トン掘っております。それから黒鉱四山を平均いたしますと一日一人当たり五・三トン。