1990-11-20 第119回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第3号
○土居説明員 今お話がありました例えば採掘図、坑内実測図等につきましては、鉱業法の法体系上、鉱業権者、採掘権者等に対しまして、あくまでも鉱業監督上の観点からその提出の義務が課せられているということでございまして、なかなか目的外使用ということが難しいということから原則非公開の取り扱いをしているところでございます。
○土居説明員 今お話がありました例えば採掘図、坑内実測図等につきましては、鉱業法の法体系上、鉱業権者、採掘権者等に対しまして、あくまでも鉱業監督上の観点からその提出の義務が課せられているということでございまして、なかなか目的外使用ということが難しいということから原則非公開の取り扱いをしているところでございます。
それからまた、いまの調査におきましてもかなり精密な地形図、採掘図をもとに検討いたしたというような経緯を考えてみますると、答申でも言っておられますように、一応今回の調査結果、昭和五十四年度時点で六千六百七十億、最近の時点で見ますると大体六千億程度ということを今後処理すべき累積鉱害量として考えていいのではないか、これを効率的に計画的に実施することによりまして累積鉱害の解消が図れるということで、私どもとしても
ただ、先生御指摘のように、それでは通産局に採掘図がある、だから、採掘図だけで、通産局だけで認定すればいいではないかといったような御意見につきましては、実は戦争といった関係で戦前の採掘図が焼失しておるという致命的な欠陥が通産局の行政資料の中にございます。
○小野明君 そうすると、その三十二年の採掘図の中でですね、金田町の真下に残っておる残柱式で掘ったというあとが浮き出ておる。はっきりしるされておる。これは金田の小学校の真下にある掘り方と同じである。こういうことになると、この金田町の中心部の下にあるこの地図というのは一体どういうことなんですか。
○小野明君 それで、まあ大体鉱害の場合には坑内の実測図といいますか、採掘図で判断するのが通常のようですね。それで、金田町の金田小学校の真下に残柱式で十八年に三菱が掘っておった。しかも、七片と八片はふけのほうに向かって伸びておる。それと金田小学校の真下にある残柱式で掘られたものと同じ色のものが金田町の真下に採掘図の中に出ておる。しかも、この図面は通産局が出したものである。
○小野明君 まあ採掘図によれば、七と八しかない、彦山川に入っているのは。入っていないが、当然七片を掘る以上は、排気の関係で六片もあるのが当然ではないかということをお尋ねしておるわけです。
○滝井委員 この採掘図というのが、財産権になっておって、これは全然見せてもらえないわけです。これは少なくとも市町村長ぐらいが見せてもらえればいいけれども、これも見せてもらえないのです。鉱業権者の財産ですから、秘密を保持されるわけです。そうしますと、掘っていないと言えば、掘っていないということになってしまう。
筑豊炭田は明治二十年来掘り尽くされ、その地下はクモの巣のように張りめぐらされており、この採掘図が把握されていなければ、いつ事故が起こるかわかりません、いわば噴火口を掘っているようなものであります。
それは、昨年の十二月二十四日に、本院の商工委員会において、鉱山災害防止に関する件として、その一項目に、旧採掘図の整備を早急に行うこと、そして予算もつけろ、こういうことをいっております。
二、盗侵掘、施業案違反の採掘等については、断乎たる処置を講ずること 三、旧採掘図の整備を早急に行うこと。 四、鉱山保安技術の向上に格段の努力を払うこと。 五、右の措置を行うために必要な予算を増額するとともに、関係法令の検討を行うこと。 右決議する。 以上であります。 若干提案の理由を申し上げます。