2005-06-06 第162回国会 両院 年金制度をはじめとする社会保障制度改革に関する両院合同会議 第4号
なぜかといったら、みなし掛金建てをすると言っています。みなし掛金建てをするんですから、その掛けている年数などをいろいろ考えていくと、掛ける年数が大体四十年ぐらい、受け取る年数が、そこから先、平均余命まで。現行の平均余命を考えると、現役世代時代に納めていた月額平均の保険料に対して、所得比例年金では大体その二・五、六倍の給付を受けるということになりますと。
なぜかといったら、みなし掛金建てをすると言っています。みなし掛金建てをするんですから、その掛けている年数などをいろいろ考えていくと、掛ける年数が大体四十年ぐらい、受け取る年数が、そこから先、平均余命まで。現行の平均余命を考えると、現役世代時代に納めていた月額平均の保険料に対して、所得比例年金では大体その二・五、六倍の給付を受けるということになりますと。
みなし掛金建て方式で、実際にそのお金を積み立てておいてどうこうするではありません。それだったら、国がやる意味は必ずしもないかなと。
我々は、こういうこと、つまりみなし掛金建て方式というのは法律にちゃんと書いてあります。 ただ問題は、現行、今賦課方式でやっていて、既に保険料を納めている皆さんをどうするのかという問題の解決と、新しい制度は今のようなみなし掛金建てでやることが信頼を得られるという話、これを抱き合わせしなきゃいけないという話です。
平均余命の延びをめぐっては、アメリカが年金受給開始年齢を引き上げ、ドイツは給付水準の引き下げと付加価値税の増税、スウェーデンとイタリアは掛金建て方式への切りかえなどで対応している。掛金建てとは、現役世代の掛金に応じて、その合計した額の範囲内で高齢世代に年金を支払うという制度である。福祉大国のスウェーデンでも日本の半分であるし、アメリカは日本の四分の三だ、年金は。
民主党さんのこの間の代案でもそういった数字が入っておりませんから、どの程度まで下がるかというのが皆様方わからないままで議論されているわけですけれども、私どもとしては、大体所得の半分ぐらいは担保しないと年金にならないだろうというふうなことでその議論を始めているわけでございますから、今の一三・五八を維持したままでそういったみなし掛金建て方式を導入した場合に給付がどこまで下がるかということが、やはり皆様方
○中村(哲)委員 私の理解が間違っていたらおっしゃっていただきたいのですけれども、一三・五八でみなし掛金建てをやった場合には給付額が少なくなり過ぎてしまう。一八・三〇まで上げないとまあまあ納得してもらえるような年金給付額は保障できない、そういった考え方があるということで理解してよろしいでしょうか。
質問の順番ですが、今用意している順番は、前回の質問と同じように、まず、みなし掛金建て方式について、次に年金制度一元化について、職域加算部分について、マクロ経済スライドについて、その順番に質問をさせていただきたいと思います。時間がありましたら、その他、前回積み残した質問をさせていただきたいと思います。 まず、みなし掛金建てについてでございます。
まず最初の御質問は、やっぱり、前回も給付建てかそれとも掛金建てかというお尋ねの仕方をしましたが、今回はその質問の仕方を変えます。明らかにしたいことは、現行制度がどうなっていて、そして改正案がどうなっているかということをはっきりさせたい、こういうことで、質問の仕方を変えます。 まず私の制度に関する理解を申し上げて、そのことについての大臣の御見解を伺いたいと思います。
もちろん、その中でまた行ったり来たりがあり得るけれども、まずは拠出を重視して考えましょうという考え方に立って制度設計するのか、それとも掛金建てで掛金の保険料の方を中心に制度設計するのかというのは、基本的な制度の枠組みの違いとしてあるわけで、ここははっきりさせてもらわないと、今出されている政府案の基本的な性質、性格が何なのかということがあいまいになってしまいますから、ちょっとあいまいな答弁では済まない
三月の二十六日に予算委員会で坂口大臣にもお尋ねした件ですけれども、いまだに私、今提出されている法律ですとんと落ちていないところがありまして、つまり、今提案されている新しい年金制度の基本的な性格、制度の性格は掛金建ての制度なのか給付建ての制度なのか。言葉を換えて言えば、拠出を確定する形の制度なのか、それとも給付を確定する形の制度なのか、どちらとお考えなのか、どうもまだはっきりしません。
だから、私は、そのお答えを聞いて、なるほど現在は給付建ての制度になっているけれども、今度はむしろ保険料の方を固定をして掛金建てに変えたんだというふうに理解をしたんですが、全然違いますよ、答えが。
私たちの世代の実感として、みなし掛金建ての方式がなぜいいのかということになると、給付と負担の関係がはっきりするんですね。毎年毎年払った分の保険料、それのみなし保険料資産というのを計算するわけです。そして、そのみなし保険料資産の計算というのはみなし運用利回りというのを設定してやるわけですね。
そういう状況にある中だからこそ、負担と給付をはっきりさせるような方式、みなし掛金建てという方式を導入しないといけないんじゃないですかということを言っているわけです。 このみなし掛金建て方式というのは、必ずしも今回の民主党案に限らないんですよ。私、民主党案を外して今議論させていただいています。
それでは、私は、本日、質問通告に従いまして、第一にみなし掛金建て方式の可否、第二に一元化、第三にマクロ経済スライド、第四に職域加算、第五にモデル年金、第六にその他、六項目の質問をさせていただきたいと思います。時間の都合で項目の前後を入れかえることがあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 まず、みなし掛金建て方式の可否について伺います。
問題二を解決するためには、スウェーデン流のみなし掛金建てへ切りかえるのが最善でございます。拠出した保険料は年をとったら必ず年金給付の形で返ってくる、そのような安心のできる仕組みをだれにもわかるような形でつくること、そういうことによって、制度への加入意欲を高めるのでございます。なお、その際、過去拠出分との区分経理が求められます。 八。
一つは、みなし掛金建てへの切りかえという話なんですが、もう一つは、自動安定装置の導入なんですね。山崎先生は、今回の政府案はむしろその自動安定装置の方に着目した改革を日本流にアレンジして組み入れたのではないか、それが言われるところのマクロ経済スライドだというふうにおっしゃったのではないかと私は理解しました。 ただ、スウェーデンのマクロ経済スライドは期限つきでないんですね。
今、失われている信頼、年金制度に対する信頼を高める方法、これは世界でも苦しんでいる国が実は多いわけでありまして、その中で絞り出した知恵は、実はスウェーデンの、みなし掛金建てということなんですね。これは賦課方式のままなんですが、納めた保険料は年をとったら必ず返ってきますよというのがだれの目にもわかるような仕組みなんです。
それが九八年に成立して翌年から施行されたというふうに聞いておりますけれども、これは特徴がいろいろあるようでございますが、例えば、年金制度の抜本的な再編、つまり、給付建てから掛金建てとか、あるいは、二階建て給付から所得比例をベースの給付にするとか、年金保険料一八・五%を長期固定化するとか、あるいは、受給開始年齢の自由選択化、六十一歳からもらうか、七十歳までの間、適当なときに自分から言い出してその時期にもらうというようなやり
つまり、一つは、拠出の方を確定をさせて、つまり掛金建てで、拠出の方を確定させるけれども、給付の水準はある程度変動するのはやむを得ないという、言わば掛金建ての考え方を取るのか、それとも、給付の水準をある程度確保して、つまり給付建て、それに必要な拠出、保険料をはじき出して負担をしていただくという考え方を取るのか。理論的にはそのどちらかしかないともう私は思っているんですよ。
さきに衆議院を通過した確定給付年金法のもとで、一定の運用利回りを保証し、それ以上は掛金建てといいますか確定拠出にする、いわゆるハイブリッド型、この企業年金が確定給付年金法と確定拠出年金法との関連で可能かどうか、これについてお聞かせをいただきたいと思います。
その主たる理由は二つございまして、第一は、税制優遇措置つきの新しい掛金建て制度であること。第二に、従来の給付建て制度は転職者に不利な面が多々ございました。しかし、新制度では、ポータビリティーを高めるという点で一定の前進が図られております。新制度創設により、総じて選択肢が広がることになります。この点はプラス評価に値すると考えております。
要するに、掛金建てにすると税制面の恩典が受けられない。 例外的にあるのは、私が知っている限り、財形貯蓄年金あるいは中小企業退職金共済あるいは特退共と呼ばれているもの、これも掛金建てというふうにみなすことができるかもしれません。極めてマイナーな制度です。要するに、積立金に占める割合というものは、多分一〇%以下でしょう。
給付建て制度ではリスクを事業主が負担する一方、掛金建て制度ではリスクを従業者本人が負担するという見方が一部にあるが、これは皮相的であり現実的な見方だとは言えない、こう論じて、掛金建て制度のもとでも事業主が元本または最低利回りを保証するケースがあり得る、こうはっきりと断言したんですよ。これは確定拠出年金の基本にかかわることなんです。今、大臣の答弁も確認いたしました。
ただ、拠出税ということではなくて、年金の世界では拠出建てか給付建てか、あるいは掛金建てか給付建てかというような物事の整理をいたしております、今回、日本版四〇一kもその一つなんですが、仮に掛金建てという趣旨であるとすれば、これは私の誤解であればまたもとへ戻しますけれども、確かに積み立て不足は発生しようがないし、分立というようなものもないし、空洞化も起こらないで、まさにそのとおりなんですけれども、掛金建
それから、年金に、最近、確定拠出企業年金、掛金建て年金ですね、給付を約束するのではなくて、拠出をしてその後の運営次第という方式が必要だという議論がありますけれども、私もこれは昔から提唱していることです。しかも、そこにアメリカのESOPのように従業員株式所有プランなどと組み合わせてやる、そういうことによって企業年金は三階部分として充実していくと、そういう方向でいきたいと思います。
それからまたその中に、経済変動にも耐えるという観点からも、職域年金的なもの、そしてまた、必ずしも給付建てでなくてESOPのように従業員株式所有制度を兼ねた年金制度、そういったような形で、掛金建ての形の職域年金、そういったものに対して助成措置がもう少しあっていいのではないか。
○日下部禧代子君 今、いわゆる年金というふうにおっしゃいましたけれども、加入は任意で、そして給付というのは掛金建て、積立方式というこになりますと、そしてまた事務運用というのは生命保険会社などに委託なさるということでございますが、そういった観点で見ますと公的年金制度に余りなじまないような気もいたしますけれども、その点はいかがでございますか。