1970-05-12 第63回国会 衆議院 建設委員会 第18号
したがいまして、計画当時におきまして特別史跡の範囲が一応きまっておったものは、工事を始める前に路線のつぼ掘り調査をやって事前に調査をいたします。その場合に、新たに史跡の拡大がなされることが往々にしてございます。そういった場合には、またあらためて文化財保護関係機関と十分打ち合わせしまして、それが避けるべきものであるならばルートの変更を行なっております。
したがいまして、計画当時におきまして特別史跡の範囲が一応きまっておったものは、工事を始める前に路線のつぼ掘り調査をやって事前に調査をいたします。その場合に、新たに史跡の拡大がなされることが往々にしてございます。そういった場合には、またあらためて文化財保護関係機関と十分打ち合わせしまして、それが避けるべきものであるならばルートの変更を行なっております。
そして今の恒久対策を立てるための地盤沈下の原因探求ということについて、調査費として井戸を掘る調査費を九百万円出しております。そのほかに県市の方でさらにつけ足して全体で四本の井戸を掘って研究をしていきたいという状態でございます。災害復旧も地盤対策の費用のうちでございますが、災害復旧を除いた費用にいたしますと九千四百万円の事業費でございます。合せて一億七千二十七万円ということにいたしております。
それからこの研究報告として、十一月上旬に、登呂遺跡發掘調査會、國立博物館、文部省の人文科學研究課が三者共同主催で上野の國立博物館の會場を利用いたしまして、後援會竝びに發掘した遺物の展覧会を行う豫定であります。
この發掘にあたつては、昭和十八年からすでに著手されたものでありますけれども、戰争中の關係とまた經費を要するという點において中絶しておつたのでありますけれども、本年の三月に東京大學の老古學教室に、關係の學者が參集して、登呂遺跡調査會をつくつて、数年間にわたる大規模の發掘調査計畫をなして、これに要する資金を文部省及び静岡縣市に求めて、十五萬圓の豫算をもつて調査に當つてきたのでありますけれども、何分この金額