1997-05-27 第140回国会 参議院 建設委員会 第11号
これは御指摘のようにダムから直接排砂門を設けて出すような方法、バイパスを設ける方法、あるいはダムの上流に貯砂ダムあるいは堆砂ダム、小さなダムをつくってそこから底にたまった砂を定常的に排砂をしてコンクリート骨材に使う、そういう方法等いろんな技術開発を行ってきて個別のダムごとにいろんな手法を通じておるところでございます。 ただ、先生御指摘のとおり、流域全体での土砂管理をどうしていくのか。
これは御指摘のようにダムから直接排砂門を設けて出すような方法、バイパスを設ける方法、あるいはダムの上流に貯砂ダムあるいは堆砂ダム、小さなダムをつくってそこから底にたまった砂を定常的に排砂をしてコンクリート骨材に使う、そういう方法等いろんな技術開発を行ってきて個別のダムごとにいろんな手法を通じておるところでございます。 ただ、先生御指摘のとおり、流域全体での土砂管理をどうしていくのか。
ただ、この問題は、ダムの極めて高圧の水圧の下で適切に土砂を放流し排砂門を開閉するということで、技術的には相当困難を伴う問題と存じますが、今後検討してまいりまして、実現に向けて努力してまいりたいと考えております。
たとえば泰阜のダム堆砂の問題は四千万トンぐらいたまっておるようですが、これらの問題を実際掘さくやっておるのか、あるいは排砂門をつくって抜くようなことが実際問題としてできるのかどうか、この辺は私は非常にむずかしいだろうと思う。したがいまして、その堆砂の影響が上流の天竜川に移りまして、家屋移転までやったというのが実態でございます。
それは堰堤に穴をあけて排砂門を作って流せばいいじゃないかというふうに私には響くわけです。そんなことは技術陣であれば、過去の十カ年ならば十カ年、あるいはそれ以上の降雨量なり土砂量を事前に計算していけば、かなりの安全度を見ておるわけですから、ここに砂防堰堤になるのか、ほんとうの多目的ダムになるのかということは、結論は出てくるはずです。
ところが今のようにここに排砂門を作ればこうなる、ゲートの操作によってそういう心配はないんだと言われたもんだから、百姓は何にも知りませんので、そういうものであろうと思ってやってみたら、三十年たたないうちに今のような長い間の苦しい問題が起ってきておる。でありますから、地元の農民に対してゲートの操作をうまくすればなどと言ったって、それはとても耳に入りますまい。
都城へ実は私行ってみたときに、あそこの発電ダムは県の方の水利権許可のときには、排砂門を開いて年々河床の上昇を防ぐということに条件がついておったんです。ところがあすこの発電所の閘門の排砂門というものはかって開いたことがなかった。一昨年の洪水のときにまあ開いたということです。そのためにあの下流がその土砂によって非常な災害を受けているのです。私はあの河川流域をずっと見て回った。
その頃は比較的耕地の洪水被害というものは少かつたということでございますが、轟ダムの下流に排砂門を持たないところの新らしい発電所ができて以来、轟ダムの排砂門というものはずつと排砂作用を行なつたことがない、門扉を開いたことがないということでございます。従いましてこの大淀川の河床はどんどん隆起し、今日は非常な隆起を示しております。
参議院の宮本さんは、御承知のようにああいう土建屋さんでございますので、その御報告によりますと、何でも轟ダムの下の方にもう一つダムができて、それまではいつも排砂門をあけていたので被害は割合に少かつた。
でそういう現状なものですから貯水池堰堤のようなところにおきましては、ただ土砂が溜るに任せておるような次第でございますし、又普通の水路式いおける堰堤におきましては、現在のところ排砂門或いは可動堰というようなものを極度に活用して、洪水時の土砂を下流にただ流してしまうということだけに期待をかけておるような状況でございます。
○理事(赤木正雄君) これは実は堰堤を造りましても排砂門といいますか、その門を開くならば土砂が出てしまう、こういう簡單な考えを持つていたわけなんです。実際我々の経験から見ましてその門を開きましても堆砂した土砂が出るのはその開いた部分だけなんで、決して堆砂した多くの土砂が出るもんでもない。そこで最近GHQの方で非常に関心を持つているところなんです。