1947-11-29 第1回国会 衆議院 海外同胞引揚に関する特別委員会 第15号
これらが國立病院内における傷痍者に對する保護でありまするが、御承知のように入院患者で長いことはいつております間に、生活の方面の問題もありますので、病院といたしましては、作業療法というようなことに關連いたしまして、それらの患者の職業能力を向上させる、あるいは技能の補導を行う、そして退院後に自力更生できるように考えまして、國立病院の中に授産施設を設けるようにいたしまして、この運營は財團法人共助會があたるように
これらが國立病院内における傷痍者に對する保護でありまするが、御承知のように入院患者で長いことはいつております間に、生活の方面の問題もありますので、病院といたしましては、作業療法というようなことに關連いたしまして、それらの患者の職業能力を向上させる、あるいは技能の補導を行う、そして退院後に自力更生できるように考えまして、國立病院の中に授産施設を設けるようにいたしまして、この運營は財團法人共助會があたるように
ただいま御質問のありましな母子寮の問題につきましても、あるいは授産施設の問題につきましても、特に十分なる援助を與えまして、これらの人が生活に十分なる確信と國家の保護を受けるように、その方面については、政府としても十分の施策を講じておるのであります。
この母子寮というものは、今度の兒童福祉法案と關連がありますけれども、母子の生活安定竝びに生活向上のために非常な努力を拂う、そういう指導精神の上に母子寮竝びに授産施設をやつておるのであります。
何とかほかにいろいろな産業を考えてやらなければならぬというような點で、開拓者の生活の保障、いろいろな授産施設、その他の事柄も併せて考えるためには、どうしてもやはりこれは國家が大きな力でもつて考えていくというような點から、ひとり従來の開拓營團のやつておつた事業を國が引繼いで國營でやるというようなそういう消極的な場合のみでなく、この際ひとつ政府としまして、思いきつて開拓事業というものの實績をはつきりあげていくために
第三に母子寮並びに授産所、託兒所を設置し、経費は政府負担、経営は戰爭犠牲者團体の手で行うという点につきまして、母子保護のためには母子寮の増設、保育所の設備、授産施設の拡充という諸般の施設を進めたいと考えております。
それに對しまして前の方の共同作業施設というのは、從來いわゆる授産施設と呼ばれておりましたようなもので、種々の事情で通常の雇傭關係に入り難いようなものを集めまして、一定の施設で必要な一定の施設に收容しまして、比較的簡易な、例えば竹細工でございますとか、女の裁縫のようなものをやらしておりますものを共同作業施設と言つております。
これはやはり授産施設というようなふうに十分組織を持たして、生産方面に具體的の案を持つものに向つて、十分御檢討の上で、出されることが本當であると思つております。多分そうなつておるだろうと思いますが、なつておるつもりでお出しになつて、出して後の金はどういうふうに使つておるか、お調べになつたことがない、こういう状態でなかろうかと思うのであります。
○中平常太郎君 今の問題ですが、それは職業という方面は勞働省の方に移つて行くことになろうと思いますけれども、貧困者の救濟というような問題、或いは本當に歸還者の仕事のないという救濟を意味するところの授産施設は厚生省じやないかと私は思いますが……。
○中平常太郎君 昨年は授産施設に對して相當な補助が二億か三億か、いろいろな施設に對してありましたのですが、豫算としてはそうでありませんけれども、その他の施設に對して、生活保護法からでもありましたか、本年はないということを聞いておりますが、昨年の殘りから出されるということで、今年はないということを聞いておりますが、授産施設に對する補助がないのですか。去年は二億なんぼであります。