1994-06-03 第129回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
それからもう一つは、光を発生する挿入光源というのがございますが、外国、ヨーロッパのESRFもAPSも長さが約四メートルの挿入光源を装着できるようになっておりますが、SPring8につきましては三十メートルのものが四本装着できるようになっておりまして、これは、取り出す光は非常に干渉性の高い光が得られることになっております。
それからもう一つは、光を発生する挿入光源というのがございますが、外国、ヨーロッパのESRFもAPSも長さが約四メートルの挿入光源を装着できるようになっておりますが、SPring8につきましては三十メートルのものが四本装着できるようになっておりまして、これは、取り出す光は非常に干渉性の高い光が得られることになっております。
しかし、それに対しまして最近は新しい挿入光源という技術が確立されまして、より明るくて、またはより特定波長の光だけを強調して明るくするような技術ができてまいりました。それについても簡単に御説明いたします。
それから第二点は、ストレージリングの大きさの問題でございますけれども、先ほど申し上げましたように、これは後で真空の御質問のところでもお答えしようと思って用意したのですが、資料10の偏向電磁石の先のところに挿入光源を入れるための直線部分というのがございまして、これが一応六・五メートルとってございます。
さらにそれに新しい挿入光源を使いますと、それに「+ウイグラー」と書いたものになっているわけでありますが、大体光の強さが高エネルギー物理学研究所のものの百倍から一万倍近くになることがおわかりいただけるかと思います。それにアンジュレーターという特殊な装置を使いますと、さらに二けたぐらい光を強くすることができるわけでございます。