1949-05-21 第5回国会 衆議院 本会議 第35号
○野原正勝君 私は、ただいま議題となりました挙國造林に関する決議案に関しまして、各党各派を代表いたしまして提案の趣旨を弁明せんとするものであります。 最初に決議案の案文を朗読いたします。 挙國造林に関する決議 森林の造成並びにこれが生産の保続は、國土の保全、國民生活安定の基盤であり、森林の復興なくして國家の再建、民族の繁栄はあり得ない。
○野原正勝君 私は、ただいま議題となりました挙國造林に関する決議案に関しまして、各党各派を代表いたしまして提案の趣旨を弁明せんとするものであります。 最初に決議案の案文を朗読いたします。 挙國造林に関する決議 森林の造成並びにこれが生産の保続は、國土の保全、國民生活安定の基盤であり、森林の復興なくして國家の再建、民族の繁栄はあり得ない。
すなわち、野原正勝君外二十四名提出、挙國造林に関する決議案は、提出者の要求の通り委員会の審査を省略してこの際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。
いわゆるこの点だけは挙國一致で進めなければいかぬのじやないかというふうに考えます。各省にわたつてこれは努力して行かなければならぬのじやないか。すなわち昭和十一、二年ごろの貿易の盛んなりし時代は為替は一本です。戰爭後に為替が複数為替になつた。何となく複数為替が日本の現状ではやむを得ざる状態のように考えられる。そうして各種、各品ごとの為替で力の弱い状態でありました。一本為替になることがほんとうです。
それがもしこういう政府の行政機関について、行政責任というものを分担される建前で入られるというならば、それこそ挙國一致の内閣の構成になる。ちようど内閣参議みたいなものである。行政府の者でなければ、國会法第三十九條による承認を求める必要はない。
尚補給金の問題につきましては、これはどのくらい減らすか、どのくらい減る見込とかいうお話がございましたが、これは今後の企業家の努力と、これに携わる從業員の方の発奮如何、そして更に國民の耐乏生活、挙國的な受國の熱情の如何にかかつておりますのでございまして、私共は少しでも余計にこれが節約されることを念願といたしております。
ところが、侵略戰爭が始まりまして挙國一致が叫ばれ、大政翼賛会が発足いたしまして、フアツシヨ的な新体制の運動に基いて國家再編成が行われた昭和十五年当時におきまして、この全國水平社と中央融和事業協会に二つを統一して新しく大和報告運動を起し、大政翼賛運動に参加せしめようという計画がなされたのであります。
吉田首相が老躯を提げて敗戰後の日本再建に日夜の努力を捧げておりますことに対しまして、満腔の敬意を表するものでありまして、敗戰後の日本再建のためには、政党政派を超越して挙國一致これに当らねばならぬことは、我が民主党が常に唱道いたして参つたところでございまして、吉田内閣に対しましても我々は同樣の態度を以て援助いたしておるのであります。
経済九原則の実施は、わが國の存亡にも関する挙國的大事業でありますので、國民の熱烈な愛國心に基く國民的な運動の必要なことにつきましては、まつたく荒木君と同感であります。(拍手)政府もこの各種機関の活動を期待しているのでありますから、さらに新たなる組織を設けるかいなかは別といたしまして、全國民の御協力を得る処置をせつかく研究中なのであります。
○池見委員 この委員会は私は政党政派を超越して、挙國的の委員会であるという性格を持つておる。決してお互いにひがみ根性を出したり、かれこれというふうなことでなくして、あくまでも正々堂々と言うことは言い、話すことは話して進行してもらいたい。同時にこの委員会は相当意見が多いと思いますから、委員長におかれても、時間の励行と、省質問者も要点のみを発言していただきたい。
過去十年間に亘る無謀なる戰爭による名状し難き破壞と混乱の跡始末をなし、我が國の復興再建を図るために、挙國一致協力、この痛ましき現状を直視し、一大決心の下に、一大覚悟の下に、敢然として將來の大計を今日これを樹つべきものと信ずるものであります。(拍手) 昨年十二月十九日、マツカーサー元帥の私に宛てられた九原則を含む書簡及び最近におけるドツジ氏声明等は、すべて石の趣旨に出でたものであります。
(拍手) 十年間にわたる無謀なる戰爭による、名状し難い破壊と混乱の跡始末をなし、わが國の復興再建をはかるために、挙國一致協力、この痛ましき現状を直視して、一大決心と覚悟のもとに、敢然として將來の大計を立つべきときと考えるのであります。(拍手) 昨年十二月二十九日、マツカーサー元帥の私にあてた九原則を含む書簡及び最近におけるドツジ氏声明は、すべて右の趣意に出でたものであります。
それから挙國内閣樹立に関する決議案が小澤專七郎さんから出ておりますが、これはオーケーが來ております。それからただいま佐竹さん以下六名から、やはり「吉田内閣を信任せず」という不信任案が出ておりますが、これはまだオーケーの手続中でございます。それ以外に健康保險法の一部を改正する法律案、これは参議院から参りまして、こちらの厚生委員会を上つております。
○中野(四)委員 挙國内閣成立に関する決議案及び健康保險法の一部改正法律案はいつやるのですか。——これは不信任案をとにかく一番最初に上程するということの前提ですね。
挙國的態勢を整える以外にこれを打開するの道はないのであります。このときにあたつて、保守反動的一党だけを基盤といたしまする現内閣に、そのすべてをゆだねるということは、とうていあり得ないと断ぜざるを得ないのである。
第三の問題は、諸君われらをして今日ただいま挙國一致の態勢を整えよということだ。党利党略に堕して、みずからの党派の利害消長のみに拘泥して、國家永遠の利益を忘るるがごとき理不盡の政爭は、この際断じて停止しなければならぬということは、関係方面の至上命令であると私は解釈する。
われわれが、政治休戰、挙國連立の中道政治をもつて正しい救國政治のあり方とするゆえんも、実にここにあるのであります。 しかるに、保守單独政権を固執している吉田首相は、一階級の立場にのみ偏し、階級鬪争を激化し、しかも政権獲得のためには、あつかましいほど國民へのこびを賣り、すでに今まで同僚議員が痛撃した公約の破棄を、あえて平然といたしておるのであります。
その場合においては何らかのごときことに言及せずして、片山内閣並びに芦田内閣に対してのみ攻撃を加うるがごときは、理論の矛盾を來すものといわなければならぬのでありますけれども、さらにまた片山内閣のことにおきましても、民主自由党は挙國政権を樹立することによつて危機突破をする必要があるということから、最初四党政策協定をつくり、さらにまた各大臣のいすの割当まで決定したのであります。
われわれは、あくまでも挙國的協力をもつてこの難関を突破し、輝かしき平和國家の基礎を築かなければなりません。このことは、実にわれわれが祖先に対し、また子孫に対する重大なる責務であると信ずるものであります。この点に対しましても、首相の御意見を承りたいと思います。 私の質問は、これをもつて終りといたします。(拍手) 〔國務大臣吉田茂君登場〕
さらに、挙國政権云々というお話がありましたが、私は、挙國連立政権ということはよくないことであると、こう考えるのであります。
この点につきましては我が党においては、これがために暫く野党はイデオロギーを棚上げして、すべてが手を握つて難局に対処すべきである、挙國連立の構想に行くべきであるということをかねて論じておつたのでありまするが、この点に関しては不幸にして同調を得られなかつたのは甚だ遺憾とするものであります。併し今日私はこの問題を論じようとするものではありません。
こういうことで、私どもが挙國的な態勢をもつてこの要望をまつたく実現し得るかどうかということについて、私ども自身は大いなる反省をなさなければならない。もしも、このときに、私ども自身が國際的な信望を得ることに反するようなことがありますならば、まことに愼まなければならぬと思う次第であります。從つて私どもは、この点について大いなる反省を持ちながら、この期待を実現するために努力をしなければならない。
それゆえに、私は前から、今日日本が生き死にの境に立つておるときには、もう党派というものは、しばらくの間みな解いて、挙國一致となつて、お互いに讓り合い助け合わなければならぬと勧告した。それをしなければ日本が生き返ることはむずかしい。そのときには、どういうわけか、一人も反対しなかつた。私は、これほど諸君が理解力があるとは思わなかつたと、大層喜んでおつた。
それがあつて初めてあの蒙古の襲來に対して、挙國一致して防ぐことができた。決して鎌倉武士だけの力で蒙古の襲來を撃退したのではない。その背後に日本の農民の銃後の強い力があつたのであります。
できるならば挙國的政権を樹立し、これによつて國民の政治力を結集することが最善の方法である。かように信じていたのでありまして、そのことは自由党脱党当時に新聞に発表いたしましたる声明書にも、はつきり書いておると記憶しております。民主党創立以來、常に一貫してその方向に進んで來たのであります。