2003-02-19 第156回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
私も今のままで日本がアジアの指導的国家になれるとは思いません。 七百年、八百年先とおっしゃいましたけれども、私はちょっとそこまで先のことはよう分かりませんけれども、差し当たって二十一世紀前半ぐらいの次元で考えてみましても、既にもう国際的な影響力という意味では中国が第一番目になっております。しかし、それ以外の点でも、今のままだと日本はなかなか指導国家にはなれないだろうと。
私も今のままで日本がアジアの指導的国家になれるとは思いません。 七百年、八百年先とおっしゃいましたけれども、私はちょっとそこまで先のことはよう分かりませんけれども、差し当たって二十一世紀前半ぐらいの次元で考えてみましても、既にもう国際的な影響力という意味では中国が第一番目になっております。しかし、それ以外の点でも、今のままだと日本はなかなか指導国家にはなれないだろうと。
先ほどからおっしゃっているように、日本が東アジアで指導的国家になるために国内の体制を整備すべきだというふうに行天参考人はおっしゃっておられますが、私は、行天参考人がおっしゃっておられるようなことをやれば良くなるとは思いますけれども、指導的国家にはならないと私は思います。
我が国は、第二次大戦の荒廃から復興し、今や、先進工業諸国の中で指導的国家の一つとなり、平和とかつてない高い生活水準を享受するに至りました。これは、国民の絶えざる努力の成果であることはもとよりでありますが、同時に、我が国もその一員である国際社会の秩序のあり方が我が国の平和と繁栄の実現に幸いした面が大でありました。
この選択が正しかったことは、我が国が、その後、明治以来初めて四十年間の平和を享受し、その中で先進工業諸国の中の指導的国家の一つとなって、かつてない高い生活水準を持つに至ったことから見ても明らかであります。 しかしながら、今日の国際情勢には依然として厳しいものがあります。
世界の中でアフリカとかラテンアメリカなどに比べたら、取り残されていく地域のような——人口の多い関係もありますけれども、そういう点で、これは単に与党とか野党とか言わずに、国民にもいろいろ言いたいことはあるだろうけれども、やはり後進国、ことにアジアに対しては、日本もできるだけのことはしようではないかという日本国内における一つの雰意気が出てこないと、私は、アジアの一員、アジアの一員といい、アジアの指導的国家
かかる情勢のもとにおいて、東西両勢力の指導的国家の間に、あとう限りすべてを話し合いによって解決しようとする機運が高まりつつありますことはまことに当然な次第でありまして、巨頭会談ないし外相会議開催の試みも、この意味におきまして、当然歓迎せらるべきものであります。
かかる情勢のもとにおいて、東西両勢力の指導的国家の間に、あとう限りすべてを話し合いによって解決しようとする機運が高まりつつありますことはまことに当然な次第であり、巨頭会談ないし外相会議開催の試みも、この意味において、当然歓迎せらるべきものであります。
私をして言わしめるなら、国連協定難航の原因は日米行政協定にあり、アメリカ側は、在外米軍の裁判権はアメリカ側にあるどいう一九五一年のアメリカ大統領令なるものや、北大西洋条約の行政協定が未発効であるという理由を発表しまして、ただちにその改訂を回避しておるかに見られますが、アメリカが真に世界の大局と極東情勢を洞察するならば、日本国民が一人の例外もなく憤懣の念を持つている、の問題の解決にあたり、指導的国家として