1961-03-29 第38回国会 衆議院 商工委員会社会労働委員会連合審査会 第1号
石炭関係におきましては、三十三年の一月に指定坑口が三十九坑口でありましたものを、現在、三十六年の一月では二百三十五坑口と、非常に数多くの、少しでも危険であるというふうに認定のできる坑口につきましては、直ちに指定をいたしまして、ただ指定をするというだけでなしに、指定をいたしますと先進さく孔をしなければならぬということで、先進さく孔さしておりますが、これも中小ではなかなか現実的にはできにくいので、現地に
石炭関係におきましては、三十三年の一月に指定坑口が三十九坑口でありましたものを、現在、三十六年の一月では二百三十五坑口と、非常に数多くの、少しでも危険であるというふうに認定のできる坑口につきましては、直ちに指定をいたしまして、ただ指定をするというだけでなしに、指定をいたしますと先進さく孔をしなければならぬということで、先進さく孔さしておりますが、これも中小ではなかなか現実的にはできにくいので、現地に
この指定の状態も、三十三年の一月、三十九指定がありましたところ、三十四年の一月には百四十四、それから三十五年の一月には百九十四、三十六年一月には二百三十五と、指定坑口を順次ふやしまして、指定をするだけではいけませんので、特にごく簡単に機種をきめまして、その講習も終え、九州に実施をいたしております。
そこで私どもは、少しでもやはりあぶないと思われるような坑口につきましては、出水指定坑口というレッテルを張りまして、特別にあぶないような面に坑道を進めていくような場合には、先進さく孔その他の方法をとらしておるわけであります。これは、従来三十三年の一月ごろにはわずか三十数坑しかなかった指定坑口を、現在三十五年の十月には二百十二坑に及ぶような非常に強硬な坑口指定を敢行いたしておるわけであります。
従いまして、私どももその後わずか三十五の指定坑口であった坑口を、現在、今年の八月までには二百二十四坑口の指定をいたしておるわけであります。この坑口の出水指定というのは、坑口に指定を受けますと、まあ古洞なら古洞に対して必ず先進さく孔をやっていく、もうやらなければいかぬということを指定するために坑口に出水の指定というレッテルを張るわけであります。
しかしながら最近出水事故が非常に多かった関係で、まあ保安局としましては、かなり画期的な強化をいたしたつもりでありまして、出水の指定坑口も、三十三年の一月に三十五坑しかなかったものを現在百九十三坑というものに非常に大きく拡張いたしました。