2018-06-26 第196回国会 参議院 内閣委員会 第21号
しかしながら、物価の持続的下落というのは、デフレ状態を引き起こし、景気が冷え込むと指摘する方もいらっしゃいます。安倍政権は、デフレからの脱却を目標に、異次元の金融緩和策、そして経済政策を打ってきました。ここで、このデフレを引き起こすという指摘に対して総理はどうお考えでございましょうか。
しかしながら、物価の持続的下落というのは、デフレ状態を引き起こし、景気が冷え込むと指摘する方もいらっしゃいます。安倍政権は、デフレからの脱却を目標に、異次元の金融緩和策、そして経済政策を打ってきました。ここで、このデフレを引き起こすという指摘に対して総理はどうお考えでございましょうか。
○参考人(黒田東彦君) そのときも申し上げたのではないかと思いますが、物価の動向というのは、金融政策のみならず様々な要素によって影響されることは事実でありまして、石油価格であれ、その他もろもろの状況によって影響されることは事実なんですが、一九九八年から二〇一三年まで十五年間、デフレ、つまり物価の持続的下落が続いたということについては、やはり物価の安定を第一の使命とする日本銀行としての責務というか責任
もちろん円安に伴うコストプッシュ要因が大きかったのは事実でありますけれども、一三年の後半、おととしの後半から約一年半、消費者物価の前年比はプラスを続けていますので、デフレというのが物価の持続的下落というふうに定義されていることを考えれば、デフレが終わったということは明らかだろうと思っています。これはいずれにしても非常に大きな成果であったと思います。
○麻生国務大臣 公式的には、物価の持続的下落がデフレと定義をされております。インフレの方は、持続的な物価の上昇というようなことになるのではないかと思っておりますけれども、一応、政府見解としては、持続的な物価の下落をもってデフレと定義をいたしております。
今、デフレという言葉は、物価の持続的下落というコンテクストで使っているわけですけれども、私が心配しているのは、デフレデフレといってやっているうちに実はインフレになっていたという、そういうことだけは何とか恥ずかしいんで避けたいなと思っております。政府の文書の中でも、恐らく少しずつデフレという言葉は私は使われ方は少なくなっていくものと確信をしております。
何と言うんだといったら、一般物価の持続的下落と言うんだそうですが、一般の生活者とか年金で生活している方にとっては、物価が上昇しないっていうのはなかなか快適な環境なんじゃないかと私は思っております。
(拍手) 昨年四月の小泉内閣発足以来、小泉構造改革による景気の悪化とあわせて、戦後初めてのデフレ、物価の持続的下落という現象が同時並行であらわれています。日本経済は、深刻で重大な危機に陥っています。 この原因は、自民党政治が長期にわたって国民の暮らしを痛めつけ、日本経済の六割を占める家計消費、個人消費を痛めつけ、需要を冷え込ませてしまったことにあります。
しかし、デフレの定義をいろいろ調べますと、物価の持続的下落を指すものとかあるいは景気後退を指すもの、いろいろな使われ方がしております。今回、デフレというように認定いたしましたのは、国際的な基準、特にIMF等の国際機関で使われている用法、あるいは現在の経済状況にかんがみまして、従来の定義を改めまして、今後は持続的な物価下落ということをもってデフレの定義として採用することにいたしました。