2016-02-17 第190回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第2号
日本の安全保障というのは、アメリカの拡大核抑止を含む日米同盟に依拠しているというふうな体制を取っております。核抑止というのは何かといいますと、核兵器を使用するとの威嚇をもって潜在的な敵国の攻撃を思いとどまらせるというのが核抑止であります。
日本の安全保障というのは、アメリカの拡大核抑止を含む日米同盟に依拠しているというふうな体制を取っております。核抑止というのは何かといいますと、核兵器を使用するとの威嚇をもって潜在的な敵国の攻撃を思いとどまらせるというのが核抑止であります。
じゃ、どうするかというと、単純に日本が核武装に行けば済むという話ではなくて、現存する核兵器の傘、アメリカとの同盟関係によって担保された拡大核抑止をいかに健全な形で担保していくのかというのが第一の目標に置かれるべきであって、そのために、やはり今、日本とアメリカが進めている拡大抑止協議というものをしっかりと万全にして、アメリカが、当然核兵器の役割は低下していくけれども、北東アジアの核の拡散の状況に対応できる
他方でアメリカの拡大核抑止の下にあると。
先ほど、拡大核抑止の話で、中国、ロシアに対する拡大抑止は効かないんじゃないかというような御指摘もありました。もしそうだとすれば、普通の自立国家であれば、日本という国がですよ、核の、持つということの選択も含めたタブーのない議論をするというのが本来の姿なんだと私は思っています。しかし、そこで議論が途絶えてしまうことがまさに日本の安全保障議論の大きな私は問題だと常々思っているわけですが。
私の所属している公明党でも大議論になって、ある種、核兵器の使用は国際法に違反するとまでは言えないというこのくだりが、言ってみれば、核抑止力を構成する大事な部分といいますか、言葉をかえれば、非核三原則というものを持ちながら、同時に、アメリカの核の傘に頼る、拡大核抑止力に頼っていくという、この二つの言ってみれば接点にあるような問題だろうと思うんです。
この間の二月十七日のときにも、岡田外務大臣に、日本の核政策、つまり、非核三原則を堅持する、そして拡大核抑止策というものも引き続き日本はそれを保つということだけを見れば、今までの政権の核政策と今の政権の核政策と全く変わりはない、こう見えるわけですけれども、どこに今の政権の核政策の新味というか新しさがあるのか。これについてはいかがでしょうか。
○赤松(正)委員 非核三原則を堅持しながら拡大核抑止をどう運用していくか、いわゆる核の傘のもとにい続けるかどうか。当面は、核の傘というもの、拡大核抑止に依存するというのは、方針として変わらないということだろうと思うんですね。
拡大核抑止という中におるわけです。