1973-07-11 第71回国会 参議院 本会議 第28号
○国務大臣(三木武夫君) 田代君が、新産業都市に見られるような産業開発拠点主義に対する私の見解を求められましたが、新産業都市とか工業整備特別地域に見られる拠点開発主義というものが、工業の地方分散に役割りを果たしたことは事実でありますけれども、住宅と工場との分離が十分でない、あまりにもあらゆる産業が狭いところに集中し過ぎたというためにいろんな弊害が起こっておることは事実であります。
○国務大臣(三木武夫君) 田代君が、新産業都市に見られるような産業開発拠点主義に対する私の見解を求められましたが、新産業都市とか工業整備特別地域に見られる拠点開発主義というものが、工業の地方分散に役割りを果たしたことは事実でありますけれども、住宅と工場との分離が十分でない、あまりにもあらゆる産業が狭いところに集中し過ぎたというためにいろんな弊害が起こっておることは事実であります。
いわゆる新全総計画におきまして、地方圏における交通体系の整備という問題を、これは非常に重要な問題であるということで取り上げているわけでございますが、一般的に申しまして、新全総計画の考え方というものが、この前にございましたいわゆる旧全総と呼ばれておりますが、もとの全総計画、昭和三十七年に策定されました全総計画が非常に拠点開発主義であったという考え方から、むしろ新全総では、もうと面的な開発をするべきである
拠点開発主義にのっとったああいう開発方式が、いろんな点で非常にまずい点が露出しております。まず第一には、この産業開発重点ということが私は生活重点に置きかえられるべきだと思います。したがって、地域開発の真の目的は、やはり地域住民の福祉であるということが眼目でなければならぬ。
旧全総は、御承知のように都市の過大化の防止と地域格差の是正、これは二つの目標でありましたが、その戦略方法としては、どっちかというと地域拠点開発主義でありました。したがって、いわば既成都市の軒先を借りて工業地をふやすというような方式でありましたので、ある意味では国土の利用の硬直化というものを防ぎ切れなかった。
第一は、昭和三十七年に策定しました旧計画、これがどうして昭和四十四年に新しく改定を余儀なくされたかという点でございますが、御承知のように、旧計画におきましては拠点開発主義と申しますか、新産都市あるいは工特地区、これで表現されましたような拠点開発主義を基本といたしまして、人口、産業の地方分散というものが旧計画の基本的な考え方でございました。
まず第一は新産都市それから工特地域、これは除くということになっているわけでございますが、御案内のように、新産都市や工特地域というふうなものが指定されましたときの考え方でございますが、いわゆる拠点開発主義というふうな考え方でこれらの地域指定が行なわれたという歴史があるわけでございます。
そういうことが拠点開発主義をとったこの新産都市の重要な問題点であり、したがって、そういうことから人口の分散というものよりも、さらに集中度が加速されておる。この目的の一つであります格差の是正というものは、是正はなされないで、逆に格差拡大になっておるというのが、今日見て重要な点ではないかと思いますけれども、長官いかがですか。
しかも、専売公社は社会的役割りを達成しようというその主張とはうらはらでありますし、なお、現在経済企画庁の新しい国土総合開発計画におきましても、いままでのいわゆる拠点開発主義からブロックの開発主義に重点を置きかえて、そして進行する過疎化現象等にも対処するような方針が出されているわけですけれども、現在専売公社がとろうとするこの措置は、明らかにこの経済企画庁等の新国土総合開発の方向とは逆の方向にいくものではないかと
○兒玉委員 農政局長にお伺いしたいのですが、現在の農村地帯の過疎現象といいますか、労働力が、いまの国土総合開発法に基づく開発計画というのが拠点開発主義であったために、いわゆる大都市集中の傾向が非常に露骨にあらわれておるわけですけれども、やはり今後振興地域の整備を遂行するためには、労働力の確保ということが私は不可欠の条件だと思うのですが、その辺はどういうふうな対策なり構想をお持ちなのか、お聞かせいただきたい
具体的には先生御承知のように九州の高速縦貫道路の開通ということが一つのエポックメーキングな時点にある、そういうものを前提にいたしまして、その中での筑豊の開発につきましては、先ほど大臣から説明ございました拠点開発思想というものを取り入れまして、筑豊の三つの拠点を中核として、それぞれの拠点について特性を考えまして、今後そこを中核として開発を進めていくという拠点開発主義を、ただいま申し上げました全国的な広域性
それから閉山がありそうなもの、第二の段階のもの、一応予想されるもの、そういうものに対しましては、石炭政策のワク内におきましていろいろと考えて、中小企業への影響、産炭地財政への影響、その他の施策を考案いたして御審議をいただいておるわけでございますが、第一のもう石炭と一応関係のなくなった地域、そういったものにつきましては、先ほど私が申し上げましたように、いまの地域拠点開発主義というようなものをもう一度この
したがって、私どもといたしましては、この石炭対策のワク内で、いま御審議をいただいておりまするいろいろな政策はもちろんでございますけれども、今後新産都市でございますとか、工業整備特別地域でございますとか、産炭地域でございますとか、従来そういう拠点開発主義をとってまいりました政策をもう一ぺん見直しまして、過密地域からの企業の誘致という点に力こぶを入れなければならないし、またようやくそういう客観条件が実ってきつつあると
○神門分科員 やめるということはないのですが、このまま続けていくであろうけれども、新産都法の第一条にいうように、格差の解消とか、あるいは拠点開発主義というような方向は、これまでのように中心的なものにはならないだろう。こういうふうにこの下河辺課長は多くの人間の前で講演をなさっておる。そういうふうに続けていくだろうけれども、その中心的新産都法設置の第一条の目的とは違った方向にいくのではないか。
この三次案まで見ますと、いままでの拠点開発主義——三十七年の新産都方式という、新産都ができたときの基本的なものが変わって、それが裏切られようとしている。
ただいま申し上げましたのは、骨材全体としての供給体制の問題でございますけれども、さらにそれらの中で、たとえば拠点開発主義と申しますか、そういうふうな構想も導入することによって、コストを下げてまいるというふうな方策も必要であろうかと思うわけでございます。
私は手元の昭和三十三年から三十七年までの地域開発に関する行政投資、そういうものを見てみましても、たとえば大拠点開発主義をとっておる千葉、木更津開発、あるいは中拠点開発主義だといわれておる富山、高岡開発、あるいは小拠点だといわれておる金沢、小松、これだけ比較をしてみても、たいへんな格差があるのですよ。
○橋口委員 そうしますと、従来の拠点開発主義というものは実行がなかなか進まないようでございますけれども、そういうようないわば前の総合開発計画でとっておりました拠点を開発していって、そして地方に人口を分散していこうという考え方は今回修正をされて、そして大都市は管理機能としてそれを認め、地方には第一次産業、第二次産業をやっていくという、そういう構想でございますか。
のみならず、この低開発も含めました両法案というものは、いわゆる総合開発計画の拠点開発主義を実行する有力な二つの方法ではありますが、すべての方法がこれに尽きておるとも思いませんので、従いまして、全国総合開発計画ができ、それに基づく府県計画ができます際には、やはりこの二つの法律にカバーされない部分の開発計画もいろいろ立つと思います。