1978-03-29 第84回国会 衆議院 逓信委員会 第9号
さらに、金利が目当てのまことに気の毒な方々、言うならば母子年金を受けている方とか老齢年金を受けておられる方、すなわち国の無拠出老齢年金を受けておられる方とか身体障害者とか、いろいろな方々の金利についてどのように措置するかという御意見でありますが、これはいかなることがあっても下げません。現状を守り続けるという考えでおりますことをはっきりとお答えを申し上げておきたいと存じます。
さらに、金利が目当てのまことに気の毒な方々、言うならば母子年金を受けている方とか老齢年金を受けておられる方、すなわち国の無拠出老齢年金を受けておられる方とか身体障害者とか、いろいろな方々の金利についてどのように措置するかという御意見でありますが、これはいかなることがあっても下げません。現状を守り続けるという考えでおりますことをはっきりとお答えを申し上げておきたいと存じます。
ただ、いまお話しのありました社会的経済的に弱い方々の立場については、現在、老齢福祉年金または障害福祉年金、母子福祉年金等、あわせて所得制限のある国の行う無拠出老齢年金や手当の受給者には、先生御承知のとおりに、現在も高い利率の定期を認めておりまするが、この社会的弱者については私は絶対下げないという決意でいたしておる次第でございます。
無拠出老齢年金でさえも、来年度は一万二千円。この間国会における答弁を聞いていると、来年からは二万円に、年額で言うなら二十四万であります。そういう時代にまだ、自分が一生懸命で掛けて、年に二万四百十二円しかもらわないような年金制度が残っておる、こういうことであります。 役人というものは、決して自分のなわ張りを減らそうとはしないわけであります。十年前の行管の勧告をいまだに実施しないわけであります。
最初の問題は、二月二日の参議院の本会議でわが党の野坂議長がお尋ねしました例の国民年金の拠出老齢年金、それから福祉老齢年金、この受給の年齢の相違からくる、特に押し迫った現在数年間の人で、全く年金制度からはみ出しているという層がある。これを救済する問題でありますが、それを第一点にお伺いしたいのであります。
たとえば、最近廃止をされるわけでございますけれども、英国の一九〇八年の無拠出老齢年金はやはり七十歳でございます。数年前の改正によりまして、アメリカの老齢年金の中に、事実上無拠出に近い、半年程度の拠出でもらえる——一年半たったか、ちょっと正確でありませんが、ほとんど無拠出に近い方にも年金を出すという制度を導入いたしましたが、これは七十二歳でございます。
政府案の無拠出老齢年金の支給開始は七十才で、その金額もわずかに月千円であるが、農民は重労働のため五十才でも老衰する者が多い。この農民の実情を全く考慮していないし、支給額の千円はあまりにも少額である。また拠出制老齢年金も四十年の長期にわたり、六十五才で月額三千五百円では老後に対する不安はおおうべくもない。その点社会党案は現実に即したものというべきである。