2005-04-01 第162回国会 衆議院 法務委員会 第9号
被収容者は拘禁下にございまして、その身柄の確保を要請されているために、刑務所におきましては医療と保安を完全に切り離すことはできませんが、保安上の要請、例えば外部病院への移送のための要員が不足していることを理由に適切な医療的判断を曲げさせることがあってはならないことから、職員を増配置し外部病院への移送のための要員を確保するとともに、もう一つは、処遇部門と医療部門との迅速かつ適正な連絡を可能とするよう、
被収容者は拘禁下にございまして、その身柄の確保を要請されているために、刑務所におきましては医療と保安を完全に切り離すことはできませんが、保安上の要請、例えば外部病院への移送のための要員が不足していることを理由に適切な医療的判断を曲げさせることがあってはならないことから、職員を増配置し外部病院への移送のための要員を確保するとともに、もう一つは、処遇部門と医療部門との迅速かつ適正な連絡を可能とするよう、
しかしながら、受刑者証人移送は、一般的とはいえ、日本国民を含む我が国の受刑者を相手国の拘禁の下に置き、又は相手国の受刑者を我が国の拘禁下に置くものでございますから、送出国と受入れ国の二国間で相互の司法制度に対し高度の信頼関係が成り立っていることが前提となるというふうに考えるわけでございます。
「一般社会から隔離された拘禁下における死亡であるだけに、後日に至って疑惑を招くことがないよう、慎重に取り扱うことを要する。」と。そして、仮に、「病死であっても、急病死であるときは、同様に検視を受けるようにすることが望ましい。」、こういうことまで含めて書かれているわけです。ところが、非常に名古屋ではこういう実態になっていると。
そして、もっと広げれば、刑に服する拘禁下に置かれた方たちの医療がどうであるのか。そして、もう一方で、措置入院という形で、これは治療という形の時間を精神病院で受ける方たちがおられます。また、この背景には精神病院の現状がどうであるのかがございます。
感染症審査会のような独立かつ公正な審査機関での審査を、代理人の援助を受ける権利、誤った措置であった場合の補償を受ける権利などとともに認めなければ、憲法、国際人権自由権規約、国連の一九八八年、あらゆる形態の抑留・拘禁下にある人々を保護するための原則に違反することになります。 ところが、この法案は、今ここに述べました、原稿に書きました三つの点でこれらの小委員会の報告書と異なるものです。
特に、大臣にこの際お伺いをし、お願いをするんですけれども、法令によらず人身の自由を奪い、拘禁下で不法な懲戒を加えることなどは断じてあってはならない、こういうふうに思うんです。そこでこの際、大臣に特にお願いすることは、厚生、法務、文部、警察、この四者で協議をしていただいて、厳正にひとつ対処していただきたい、こういうふうに思います。
○国務大臣(増岡博之君) 先生御指摘のように、法令によらず人身の自由を奪い、拘禁下で不法な懲戒を加えるということはまことに遺憾なことでございまして、お尋ねの佛祥庵の問題につきましては、今、静岡県と富士市が集まって検討しておるところでございます。その状況を聴取しながら、今後このような事態をどうすれば防ぐことができるかということについて、各省有効な対策を考えるための研究をいたしてまいりたいと思います。
しかも見落としてならないのは、本人の意思に反する拘禁下にありまして、したがって、だれかと相談するということが全くできない、そういう状況にあったわけです。まさに本人が産みたがっているにもかかわらずその主治医が、本人が最も信頼すべき、本人のために治療行為を行うべき主治医がまさに因果を含めるというようなやり方で、かなり強引に同意書に署名をさせている。こういう状況がうかがえるわけでございます。
それから、これは厚生省にお願いすることになりましょうか、精神衛生法の適用を受けて拘禁下にある方の自由な意思を確認する制度、これが非常に欠けているというのが宇都宮病院その他のケースからも痛感されるところです。刑事被告人であれば曲がりなりにも弁護士との接見交通権が保障されているわけですけれども、精衛法上はそういうものがはっきりしていない。
法令により拘禁下にある精神障害者に対し、病院ぐるみの暴力支配体制をつくり、リンチ、殺人、暴行などを行っていた宇都宮病院事件は、国民に対し名状しがたい衝撃を与えてきました。事件は、三月十五日、本院予算委員会で取り上げられまして以降、かなりのテンポで解明されつつありますが、まだ必ずしも全体像が浮き彫りにされるまでには至っておりません。
したがって、これからは法令により拘禁下の人々の人権も総理としてはこれを守っていくという強い姿勢で私は臨んでいただきたいし、そうであってほしいと思うんです。 最後に総理から、今までの論議を通じて、幾つかの提案をいたしました。早急にやっていただきたいし、事件の徹底究明もいただきたい、こういうようなことも申し上げました。それらを含めて総理の所見をいただいて、私の質問を終わりたいと思います。