2006-10-26 第165回国会 参議院 法務委員会 第2号
○松村龍二君 拘禁ノイローゼの発症等の危険性を考えますと、判決が確定してなお長い期間拘禁しておくことは死刑確定者にとってはかえって残酷であるとする意見もありますが、この点についてはどのように考えておられるのか、法務当局に伺います。
○松村龍二君 拘禁ノイローゼの発症等の危険性を考えますと、判決が確定してなお長い期間拘禁しておくことは死刑確定者にとってはかえって残酷であるとする意見もありますが、この点についてはどのように考えておられるのか、法務当局に伺います。
実は、私自身も一時、拘禁ノイローゼと多分言うんでしょう、そんな状況に陥ったこともありました。 そんなことを考えますと、やはり今後の行刑改革の中で是非取り入れていただきたいのは、刑務官、受刑者、双方に対する定常的なメンタルヘルスですね。心理学の専門家でありますとか、あるいはソーシャルワーカーの方々、これを十分に確保する、それが今後の大きな課題になってくると思います。
最初の御意見の中でしたか、拘禁ノイローゼぎみになったこともあるというようなお話がございました。言いにくいことかもしれません、どういうような症状ということになるのかというのと、それから、受刑中に言わば人間としての自信をなくさせられるようなことがあったというようなこともありました。
いわゆる拘禁ノイローゼというものにかかる場合がほとんどであると思います。七割、八割の人たちは拘禁ノイローゼ、ですから一種の精神病にかかる。大多数の死刑囚はこの精神病にかかって死を迎えるということが言われております。これはその道についての専門家の説であります。