2009-05-13 第171回国会 衆議院 予算委員会 第28号
この報告でも指摘をしている、いわば国の押しつけ合併が市町村のいいものを壊してきたのじゃありませんか。そのことへの反省はありませんか。
この報告でも指摘をしている、いわば国の押しつけ合併が市町村のいいものを壊してきたのじゃありませんか。そのことへの反省はありませんか。
これは、組合員や漁協の意思、地域の実情を無視した行政主導による押しつけ合併につながる危険性を強めるものであります。合併が進まない焦りもあってこうした条項が入ったものと推察されますが、漁民の自主的な協同組合という漁協の性格からしても、漁村に混乱や困難を新たに持ち込む可能性もあるので賛成できません。 第二の理由は、水産施策の採択に当たって合併促進を考慮するとしています。
こうした条項を法律に盛り込むことは、組合員や漁協の意思、地域の実情を無視した、行政主導による押しつけ合併につながる危険性を強めるものです。そして、漁村に新たな困難を持ち込むとともに、漁民の自主的な協同組織という漁協の性格を後退させるものとの危惧を抱かざるを得ません。 さらに、水産施策の採択に当たって、合併促進を考慮すると明記しています。
我が党は、この法律によって推進しようとする農協合併の性格が真に農民の立場に立つものか、あるいは上からの押しつけ合併につながるものか否かを判断し、態度を決定してまいりました。今回の法延長に当たって賛成できない理由は次のとおりです。
反対のいま一つの理由は、この法案が漁協の基盤強化といいながら、押しつけ合併の促進を前提としていることです。 信用事業の側面から漁協と農協を比較すると、四十六年三月末現在の平均貯金残高は漁協が一億二千九百万円、農協が九億一千九百万円であり、漁協の基盤強化が必要なのは言うまでもありません。