1988-05-16 第112回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第4号
特に金のだぶつきとか、それから土地に対する投機意欲というのは全然まだ沈滞したわけじゃありません。 そういう点でこれは私は、先ほど長官は一言であれですね、高値安定よりも引き下げることだと。私もそれはもっともですけれども、東京の土地を今高値高騰にあるのを引き下げるという一言でおっしゃったけれども、それは私はそう簡単でないと思いますが、どのようにしてお引き下げになるお考えかひとつ聞かせていただきたい。
特に金のだぶつきとか、それから土地に対する投機意欲というのは全然まだ沈滞したわけじゃありません。 そういう点でこれは私は、先ほど長官は一言であれですね、高値安定よりも引き下げることだと。私もそれはもっともですけれども、東京の土地を今高値高騰にあるのを引き下げるという一言でおっしゃったけれども、それは私はそう簡単でないと思いますが、どのようにしてお引き下げになるお考えかひとつ聞かせていただきたい。
ただしかし、それに今のようなある意味では無制限と言ったらしかられますけれども、かなりの部分、税制も強化されてきておりますけれども、まだまだ所有意欲あるいは投機意欲があるようなことを抑制するという形が一〇〇%に近づくということは必要であろうと思いますけれども、現在時点ですぐ一〇〇%というのはいろいろ問題があろうと思います。
さっき言ったこととまた違うことになりますから、農協にそういうことをやらせれば投機意欲になって悪いというふうに感じてものを言っているわけではない。やはり農協というものは普通投機にはしったりする面が少ないですから、農協がやることは不動産業者よりは社会的な貢献がよろしいのではないかと私は思います。この法律の改正でそういう面の効果はあろうと思います。
まして、銀行から借りる利息よりも土地の値上がりが多ければ、銀行から金を借りても土地を買おうという投機意欲をそそるのは当然でございます。それは結果として、現在の時点では、真の需要者だけでなしに、銀行の不動産部等はもとよりでございますけれども、生命保険会社、電鉄会社、百貨店、電気会社まで不動産部を設けて土地の買いあさりをする。非常に大きな悪循環をもたらしておる根本だと思います。
現にこの間公示されたのでも、そういうようなことを意識していない人でも、おお、そんなにどんどん上がるのか、そんならちとおれらも子供のために買うておかないかぬな、あるいは買うておいたらもうかるだろうというようなことで、投機意欲を起こさせるだけでありまして、決してそんなものは地価の抑制に役立たないのです。