1963-02-15 第43回国会 参議院 予算委員会 第4号
次に、産投会計は従来の原資では不足して、一般会計から繰り入れてもなお不足、さらにアメリカから外債を借り入れ、産投公債を発行してまで資金をふやそうとしておりますが、一体産投会計の固有の財源を個渇させた最大の原因は何かということです。それはガリオア・エロアの返済金百五十八億円であることは否定できない事実です。返すべからざるものを返したからではないでしょうか。
次に、産投会計は従来の原資では不足して、一般会計から繰り入れてもなお不足、さらにアメリカから外債を借り入れ、産投公債を発行してまで資金をふやそうとしておりますが、一体産投会計の固有の財源を個渇させた最大の原因は何かということです。それはガリオア・エロアの返済金百五十八億円であることは否定できない事実です。返すべからざるものを返したからではないでしょうか。
産投公債を発行する、それからまた政府保証債を外資導入の一環としてやりたい、こういう考え方もかなりあるようなことが新聞紙上で伝えられておるのですが、そういう点について積極的に外資の導入、公債発行ということに政府が乗り出していかれるのかどうかということが一つと、それからもう一つは、国内の通貨の供給に関連して、たとえば今度は日銀は買いオペを積極的にやって日銀の貸し出しによる通貨の供給ということを極力この際
そこで産投公債の議論も出てくるし、こういう議論もけだし当然だと私は思っています。こういう事態において、なおかっこの産業投資特別会計に対米支払いの債務を背負わせることに固執するのはかえって現実にそぐわないのではないか。これに対する首相並びに大蔵大臣の所信と、それから合わせまして、来年度以降の産投会計の運用原資をいかにまかなうかを御説明願いたいのであります。
一部では産投公債を発行なさるという意見も情報も流れておるのでありますが、今後いずれをお選びになりますか。これはもうすでに前からの問題でございますから、大蔵大臣としては腹の中には結論が出ておると思うのです、そうでなくては三十八年度の予算も組めなくなりますから、一つこの機会に、あなたの方は、二重払いでない、二重払いでないとおっしゃるから、この際あなたの意見をお聞かせ願いたいと思います。
○井手委員 産投公債の発行は考えていないということになりますと、百六十億円前後のいわゆるあいた穴の穴埋め分は、よけいに一般会計から補給しなければならぬであろう、こういうことでございますね。
○水田国務大臣 まだ産投公債を発行するというような構想を今持ってはおりません。今後検討する必要があるかどうかわかりませんが、今のところまだそこまで考えておりません。