1956-10-29 第24回国会 衆議院 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第21号
今回の引揚者のうちには、戸叶委員が昨年秋ハバロフスクにおもむかれ、同地の収容所を訪れ、面会の機会を持たれた抑留者諸君もだいぶ帰国されたのであります。また担送患者のうちにも、昨年秋、同委員が面接の際には健康であられた方で、今次引き揚げまでの間に不幸病床につき、待望の帰国を担架によっていたさねばならなかった方もおられました。
今回の引揚者のうちには、戸叶委員が昨年秋ハバロフスクにおもむかれ、同地の収容所を訪れ、面会の機会を持たれた抑留者諸君もだいぶ帰国されたのであります。また担送患者のうちにも、昨年秋、同委員が面接の際には健康であられた方で、今次引き揚げまでの間に不幸病床につき、待望の帰国を担架によっていたさねばならなかった方もおられました。
この請願運動が起ってから、ソ連政府が抑留者諸君にとった処置、たとえば懲罰をしたとか、あるいは減食をするとか、あるいは働くことのできない不適格な者に労働をしいたとか、そういうような特徴があったらこれもお話を願いたい。
一方的に向う様よりしかけられた戦争ではありますが、終戦後、北洋漁業関係において、ソ連の漁区内に接近したとか、あるいは侵入したとかいう疑いをもつて拿捕されておるわが国の漁船、漁夫の抑留者諸君のために一はだ脱いでもらうというようなことは、外務省としては公にはお許しいただくことができ得ないであろうか。
それは国会議員である参議院議員高良とみ女史が、新聞報道によれば、過般ソ連に入国をされ、ソ連のそれさ、最高党人各位と面談せられた結果、いまだソ連に抑留されておる戰犯者、あるいは病のために医療を受けておる等の諸君、あるいはその他の抑留者諸君と日本国の留守家族の間において、つまり慰問品の差入れ、慰問品の贈りもの、あるいは文書、手紙の往復、あるいは衣類着物の発送等々に関してソ連の政府当局の正しい了解を得られた