1974-05-31 第72回国会 参議院 大蔵委員会 第20号
そういう抑制体制下ですから、かなりゆがんだ形になっておる。これがやがて物価が落ちつくような段階になってくる。そういう段階で、これからの経済をどういうふうに運営するかということをあらためて考え直さなきゃならない。
そういう抑制体制下ですから、かなりゆがんだ形になっておる。これがやがて物価が落ちつくような段階になってくる。そういう段階で、これからの経済をどういうふうに運営するかということをあらためて考え直さなきゃならない。
特に今回のような総需要抑制体制下におきましては、これはややともいたしますれば、歩積み両建て、これの弊害が露呈するというふうに考えまして、きびしい行政指導を行なっておるのであります。その行政指導の結果、歩積み両建てにつきましては総点検を行ないます。そうして五月末、また十一月末に報告を各金融機関から求めることにいたしております。
これ以上、いまよけいに石油を使いますという動きは、総需要抑制体制下においては出てこない。また一方、そういう情勢下において物価はどうだというと、上げどまりというか、鎮静傾向をたどっておる、こういう情勢でございまするから、大体二億七千万キロリッター、この水準でそうその需給なんかにきしみが出てくるという事態なしに本年度は推移し得ると、こういうふうに考えております。