2000-04-18 第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第11号
一部の部門を除きまして、先ほどお話ありました建設関係の部門などが活発に活用されている部門ではないかと思いますが、この技術士資格の公的活用が進んでいないということによりまして、技術士資格が技術者全般にとりまして魅力に乏しいものになっているということが一つ。それから、日本は会社等の組織としての技術力を重視する傾向がある。
一部の部門を除きまして、先ほどお話ありました建設関係の部門などが活発に活用されている部門ではないかと思いますが、この技術士資格の公的活用が進んでいないということによりまして、技術士資格が技術者全般にとりまして魅力に乏しいものになっているということが一つ。それから、日本は会社等の組織としての技術力を重視する傾向がある。
これがひいては、先ほど来私が繰り返し言っておりますような科学技術全般に対する不信、あるいは科学者、技術者全般に対する不信というようなものにまで、不幸な結果となってあらわれてくる。そういうことでこの地元の意向に対する国側の対応というものを非常に重大なものとして考えていただかなければならないだろうというふうに思います。
それがいま御指摘のようにだんだん落差がなくなったということははなはだ遺憾でございますが、今日の段階になりますと、これは原研だけでなくして、科学技術者全般のレベルを給与の面においても上げなければいけない。この間も人事院総裁にそういう要望を私申し上げてきましたけれども、全般的にその給与水準を上げるように今後努力してまいりたいと思っております。
○政府委員(浦田純一君) 技術管理者の人数につきましては、御承知のように、技術管理者全般といたしましては、技術者全般が非常に手薄でございます。
しかしながら、一方幹部になるような技術者——これは大学出身者になるかと思いますが、私どもが聞いております範囲では、現在技術者全般が不足しておりまして、大企業等でも大学出の工学関係等の技術者は引っぱりだこというような関係でございますので、中小企業の関係では条件も悪いし——かりに条件をよくして来てもらおうと思いましても、なかなか来てもらえないというような現状でございます。