1992-05-22 第123回国会 参議院 建設委員会,地方行政委員会,農林水産委員会,商工委員会,逓信委員会,土地問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号
「佐賀県が目指す「技術立県」「文化立県」という二大目標も「農業立県」という伝統的な看板を放棄したもとでは実現はおぼつかない」、こういう結論です。つまり、技術立県とか文化立県と言うけれども、その土台となるのは農業だと。
「佐賀県が目指す「技術立県」「文化立県」という二大目標も「農業立県」という伝統的な看板を放棄したもとでは実現はおぼつかない」、こういう結論です。つまり、技術立県とか文化立県と言うけれども、その土台となるのは農業だと。
これは当然、技術立県を目指すという県政の目標があってやっていることでありますから、大変入ってきているんです。この工場の、企業の入ってきている数でいったら、東北の二分の一は今福島県に集中しているでしょう。 しかし、こういう企業人からいったって、こたえることはできないんですね、地元にその系統の学部ありませんから、自然科学全くなしでありますから。これは私は財政云々ばかりではないと言うんだな。
地方財政の概況につきましては、福岡県においては、旧産炭地や産業構造の変革の影響で、生活保護扶助料や失業対策事業費の割合が依然高く、全国水準を上回る多額の県債残高を抱え、厳しい財政事情にありますが、県の組織機構、補助金の整理合理化を進める一方、最近の景気好調による県税の増加を背景に、技術立県、国際県、個性ある地域づくりに努力しているとのことでした。
このため、産業振興のための戦略プロジェクトとして技術立県を指向したフロンティア技術の向上等を含めて全県頭脳拠点化構想、福岡でざいん研究センター、科学技術振興財団の設立等の施策を進めることとしております。
同県は、現在技術立県を旧指し、産業構造の転換、ハイテクパーク構想の推進を県政の中核に据え、我々が視察した工業試験場、地場産業振興センターのほか繊維会館、鉄工会館などを金沢港の付近に昭和五十六年から一体的、機能的に配置し、先端産業技術の頭脳と情報の集積を図っており、五十八年に制定した先端産業誘致条例がハイテク工場の誘致に大きな実績を上げているとの説明がありました。
次に、二十一世紀に向けて新しい飛躍の礎となり、熊本テクノポリスの中核的拠点施設である熊本県テクノポリスセンター、並びに産・学・行政の三者共同により技術立県を目指す熊本県の産業政策のシンボルである電子応用機械技術研究所を視察いたしました。 次いで、ハイテク時代に自然との調和、融合を求め、環境音楽空間をつくり出す熊本県野外劇場アスペクタを視察して参りました。
同県は、目下二十一世紀に向けての郷土づくりのための県新長期総合計画の策定、基幹交通・通信体系の整備等に努め、先端技術産業の導入促進による技術立県を目標に、そのための人材育成に力を入れているとのことであります。
特に活力ある産業づくりでは、地域の特性を十分に生かした付加価値の高い産業の確立を図るため、創造性と新しい技術によって新時代を切り開く技術立県を目指しており、産業と学術機関、良好な居住環境が有機的に結びついた新しいまちづくりである富山テクノポリス建設に積極的に取り組んでおります。
農業県と言われます佐賀県では、本年度から文化立県、技術立県を目指した八〇年代佐賀県総合計画をスタートさせておりますが、それに盛られた事業を軌道に乗せるためにはまだ多くの課題を抱えております。私どもが今回視察しました地盤沈下もその一つで、その面積は、有明海に面した県南部地域の佐賀、白石平野一帯を中心に、およそ三百五十ヘクタールにも及んでおります。