1953-07-31 第16回国会 衆議院 経済安定委員会 第22号
国土総合開発の面では、手続上府県から案を出しまして、できたものを中央で審議するというかつこうになつておつたのでありますが、両県の話がなかなかつかないものですから、電源開発促進法の方でこれを処置いたしまして実施に移る段階に入つたわけであります。
国土総合開発の面では、手続上府県から案を出しまして、できたものを中央で審議するというかつこうになつておつたのでありますが、両県の話がなかなかつかないものですから、電源開発促進法の方でこれを処置いたしまして実施に移る段階に入つたわけであります。
ただ手続上府県議会の議決を要するという條項をそれに挿入したのであります。立法の精神から言えば、まつたく住民の意思によつて決定しようと考えた法文であります。ところが府県会は住民の意思を蹂躙して、自由の議決をするというようなことでは、この立法の方針に反するものであると私は考えます。政府はいろいろな関係においてこの法文に対して、修正の意見を出すことはできないような状態にいるものと私は見るのであります。