1967-06-01 第55回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第10号
○池内参考人 ちょっと私の考え方は違うのですけれども、中央市場の機構というものが、大体卸は手数料商人である、仲買いはマージンの取引をするということで、市場法なり業務規程にきめられましたルールで取引を行なうのであれば、ぼく仲買いにも言うのですが、君らできるだけもうければいいじゃないか、思い切りもうけろというようなことを反対に言うわけです。
○池内参考人 ちょっと私の考え方は違うのですけれども、中央市場の機構というものが、大体卸は手数料商人である、仲買いはマージンの取引をするということで、市場法なり業務規程にきめられましたルールで取引を行なうのであれば、ぼく仲買いにも言うのですが、君らできるだけもうければいいじゃないか、思い切りもうけろというようなことを反対に言うわけです。
○野上元君 仲買い人の人たちは、われわれは手数料商人ではない、われわれは差益商人なのだ、こういうことをよく言われるわけですが、したがって、荷受け会社が現在とっておる五分五厘のマージンというのはこれはきまったものですね。仲買い人の場合はそうじゃないのだ。ある場合には七分取るかもしれないし、ある場合は二分でがまんする場合もある。
正直申し上げまして、私どもはいま手数料商人ではございません。これは荷受け機関でございますのは手数料商人でございますが、私どもは手数料商人でございません。差益商人でありまして、極端に言えば、幾らもうけてもよろしいということにはなっておるのでございますけれども、競売は公開されておる。しかも、小売り商さん方も、東京におきましては特にそうでございますが、一緒に競売に立ち会っておる。
そして、その結果、系列に入っております小売店は、本社あるいは販売会社の資金の援助がございまするから、みずから資金の手当をする必要がございませんので、どんどん割賦販売ができるのでございますが、そのかわりに、小売のマージンというのは非常に少なくなりまして、いわば手数料商人、コミッション・マーチャントに転落しつつあるのであります。
これらの機構は、水産物配給過程の一つの分荷機構としての使命は別問題といたしまして、これが手数料商人として存在し、これに伴い中間経費を新たに生ずるということは考慮さるべき問題であります。