第一点の、公示された方々の所得種目の中で譲渡所得によるものがどの程度かという御質問でございますけれども、御案内のように、公示されますのは、各種の所得を全部総合して、その上で税率を掛けまして出てまいります税額が一千万円を超える者ということでやっておりまして、その中の所得種目がどうかというところまでの分類をしておりませんものですから、せっかくのお尋ねでございますけれども、十一万人のうち譲渡所得によるものかどうかという
伊藤博行
それから他の所得種目、今申し上げましたその六割というのは元本、残高ベースで申し上げておりますので、端的に所得に比例するという言い方はやや問題かもしれませんけれども、非常にラフな言い方をいたしますと、いわば利子所得の六割相当分あるいはそれに近いものがまず頭から課税の外になっておるというのが実態である。
少額貯蓄とは何ぞやという議論がいろいろございます。
伊藤博行
非課税貯蓄制度の理念につきましてはいろいろな議論が行われておりますけれども、一つの所得種目の六割が非課税になってしまうというのは、これはマクロ的に見ていかにも大きいなというのが第一点。
それからもう一つ、ミクロで見てまいりましても、非課税貯蓄の限度は郵便貯金の預入限度の三百万を合わせまして九百万、財形貯蓄を入れますと千四百万でございます。
伊藤博行