1949-06-30 第5回国会 参議院 地方行政委員会 閉会後第3号
これを所得税附加税制度に変えるというようなことは希望しないところであるというような意見が圧倒的に強くて、これが当局の意見であつたということを御報告申上げて置きたいと思うのであります。尚、今島村君等から御報告のありました地方の自治体が財政窮乏を來しておるということは、同樣なる意見の開陳が集まりました縣当局並びに市町村の当局から縷々と陳情されるところがあつたのであります。
これを所得税附加税制度に変えるというようなことは希望しないところであるというような意見が圧倒的に強くて、これが当局の意見であつたということを御報告申上げて置きたいと思うのであります。尚、今島村君等から御報告のありました地方の自治体が財政窮乏を來しておるということは、同樣なる意見の開陳が集まりました縣当局並びに市町村の当局から縷々と陳情されるところがあつたのであります。
今伺うと所得税附加税制度は採らないというお話でしたが、前國会において木村國務大臣は本委員会において私の、地方財政窮乏の際何か新らしい構想はないかという質問に対しまして、私見ではあるけれども、所得税附加税程度を考えておるということを極めて愼重な態度でお述べになつたことを記憶しております。
政府は地方財政の基礎を確立するため、配付税制度に代え、將來地方税として所得税附加税の制度を考慮する考えはないかとの質問に対し、木村國務大臣及び池田大藏大臣よりそれぞれ、同感であるから、税制改革の際、所得税附加税制度を復活することを研究したいという答弁がありました。
第四点といたしましては、地方財政の基礎を確立するため、政府は將來地方税として所得税附加税制度を復活することとし、配付税は地方財政調整上必要の範圍に止めるよう措置すること。以上の四点を希望條件といたしまして本法案に賛成するものであります。