1981-05-15 第94回国会 参議院 本会議 第18号
まず、商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案は、商工組合中央金庫の債券発行限度額を自己資本の二十倍から三十倍に引き上げるとともに、新たに都市再開発法に基づく市街地再開発組合を商工組合中央金庫の所属資格団体とすること、及び一所属団体が有することのできる出資口数限度について、これを現在の五万口から所属団体の出資総口数の百分の一に引き上げること等を定めたものであります。
まず、商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案は、商工組合中央金庫の債券発行限度額を自己資本の二十倍から三十倍に引き上げるとともに、新たに都市再開発法に基づく市街地再開発組合を商工組合中央金庫の所属資格団体とすること、及び一所属団体が有することのできる出資口数限度について、これを現在の五万口から所属団体の出資総口数の百分の一に引き上げること等を定めたものであります。
○田代富士男君 いまも御説明いただきましたが、もう一度お尋ねいたしますが、これまでの所属資格団体追加の経過を見ても明らかなように、所属団体がその組合員、構成員のために共同事業または金融事業を行っていくことができるかどうか、さらにはその資金需要の必要性などについての検討の上になされておりますけれども、そうした観点から見て市街地再開発組合はどのように考えられるのか、もう一度お答えいただきたいと思います。
○田代富士男君 商工中会法の第十条によりますと、所属団体の脱退については出資金の譲渡が定められておりますが、こうした中で設立期間が有限な市街地再開発組合を所属資格団体にすることは、組織金融機関の本来のあり方としての所属の継続性という関係から見ましてどのようにお考えになるのか、お答えいただきます。
○田代富士男君 次に、今回商工中金の所属資格団体として追加されることになります市街地再開発組合についてお伺いしたいと思いますが、まずこの市街地再開発組合の設立状況について御説明いただきたいと思います。
○青木薪次君 商工中金法の改正について影山参考人にちょっとお伺いいたしたいと思うんでありますが、商工組合中央金庫は政府の出資金と所属資格のある団体の出資金だけで賄われておりまして、いわば半官半民的な性格の金融機関であるわけでありますね。
本案は、かような商工組合中央金庫につきまして、資金の確保を図る等の措置を講じようとするものでありまして、その主な内容は、 第一に、商工債券の発行限度を払い込み資本金及び準備金の額の二十倍から三十倍に引き上げること、 第二に、一所属団体の出資口数の限度を現在の五万口から所属団体の出資総口数の百分の一に引き上げること、 第三に、商工組合中央金庫の所属資格団体として、都市再開発法に基づく市街地再開発組合
○木下政府委員 商工中金で調べたところによりますと、いま先生おっしゃいましたように、商工中金の所属資格団体の数は全国で大体五万二千ぐらいあるのじゃないかというふうに考えられておりまして、そのうちの二万六千ということでございますから、おっしゃいましたように五一%の加入率ということになっておるわけでございます。
今回の法改正によりまして、今後市街地再開発組合が商工中金の所属資格団体として追加されることになったわけでございますけれども、商工中金の対象となる市街地再開発組合、これは具体的に現在どのくらいあるのでしょうか。 また、いま挙げられている中小商工業者の三分の二以上を占める組合、これが商工中金の対象となる組合数だと受けとめてよろしゅうございますか。 〔辻(英)委員長代理退席、委員長着席〕
○北側委員 私、市街地再開発組合を所属資格団体に追加することは反対ではない。賛成です。賛成ですが、余りにも私たちの目から見ますと、とっぴのような感じがするのです。 と申しますのは、都市再開発法の施行に当たりまして、組合施行の市街地再開発事業、これは大体駅前再開発というのが多いのですね、組合施行の場合は。
市街地再開発組合を商工中金の対象組合としなかったのかという疑問が出てくるわけでございますけれども、その当時、私どもといたしましては、再開発事業を行うに当たって、その関係の中小企業者は事業協同組合等を組織するとかあるいは既存の事業協同組合に入って、そういう組合を通じて商工中金から資金の融通を受けるというようなことになるのではないかというようなことを考えましたために、特に市街地再開発組合を商工中金の所属資格団体
○北側委員 また、今回の一部改正で、市街地再開発組合を所属資格団体に追加することを考えておられるようですが、この都市再開発法という法律は、昭和四十四年に審議されまして、その当時私も建設委員をやっておりまして、たびたび質問させていただいたわけですが、四十四年から今日まで十二年過ぎておるわけです。市街地再開発組合を資格団体に追加したその経緯というのはどういうものなのか、それをお聞かせください。
この法案では、商工組合中央金庫法と中小企業信用保険公庫法の二つの法律を改正しようとするものでありますが、第一点の商工中金法の改正は、この金庫に対し、来年度は政府出資を二十億円増加するほか、商工債券の市中消化の促進をはかるため、商工債券の担保貸付け等を実施し、新たに輸出組合等を所属資格団体として追加しようとするものであります。
○近藤信一君 商工中金の所属資格団体に輸出組合等が追加されることになるわけですが、輸出組合の構成員の中に大商社が加盟しているところもあります。それからそのような場合、結果的には商工中金から大商社に対して融資が行なわれることにならないかどうか、この点いかがですか。
○近藤信一君 商工中金の所属資格団体に、貿易関係の組合、これを追加しているわけなんです。そのうちで、現存しない輸入組合を加えているようにも思うのですが、なぜ輸入組合を加えたのか、この点いかがです。
第四点といたしまして、所属資格団体の拡大でございますが、金庫の所属資格団体に、輸出組合、輸入組合及び輸出入組合を追加する、こういうことでございます。従来商工組合、協同組合等が対象になっておりますし、前年は貿易連合が追加になりましたが、今日までこの二組合が指定になっておりませんために、ことに輸出組合等について現実の場合に多少不便がございます。
このほか今回の改正においては、商工債券担保貸付等を可能にして、債券の市中消化の促進を期し、なお、輸出組合等を新たに同金庫の所属資格団体として追加することといたしております。
この輸出組合につきましても、従来商工中金の所属資格団体になっておりませんために、たとえば真珠の輸出組合等におきましては別に協同組合を作りまして、そうして二重の機構を作って商工中金から融資を受けておるというようなことをやっておるわけでございます。
すなわち、商工組合中央金庫に対する政府出資を昭和三十七年度において二十億円増加することといたしまして、当金庫の資金量を拡充し、その経営基盤の強化をはかろうとするものでありますが、なお、そのほかに、当金庫において商工債券担保貸付等を実施し得ることとして商工債券の市中消化の促進をはかるとともに、新たに、輸出組合等を当金庫の所属資格団体として追加しようとするものであります。
すなわち、商工組合中央金庫に対する政府出資を昭和三十七年度において二十億円増加することといたしまして、当金庫の資金量を拡充し、その経営基盤の強化をはかろうとするものでありますが、なお、そのほかに、当金庫において商工債券担保貸付等を実施し得ることとして、商工債券の市中消化の促進をはかるとともに、新たに輸出組合等を当金庫の所属資格団体として追加しようとするものであります。
なお、このほかに商工組合中央金庫の運営を円滑かつ適正にするため、金庫の自己持ち分の取得についてその道を開くとともに、環境衛生同業組合について所属資格の範囲を限定するための措置を講じております。 以上が本法律案の概要であります。何とぞ慎重御審議の上、可決せられますよう御願い申し上げる次第であります。 ―――――――――――――
なお、このほかに商工組合中央金庫の運営を円滑かつ適正にするため、金庫の自己持ち分の取得についてその道を開くとともに、環境御生同業組合について所属資格の範囲を限定するための措置を講じております。 以上が本法律案の概要であります。何とぞ慎重御審議の上、可決せられますようお願い申し上げる次第であります。