ちょっと、時間の節約上、労働省からいただいた資料に基づいて私の方からお話をさせていただいて、確認をしていただきたいと思いますが、分割・民営に際して所属労組の差異によって採用、配属、出向、配転について差別はしないというたび重なる政府の答弁がありました。また附帯決議もございました。それにもかかわらず、JR関係の不当労働行為事件は全国で四十一地労委に提訴され、その件数は二百七十四件に及んでいます。
人事上の措置にあたりましては、所属労組の別によって差別は絶対あってはならないということを通達もいたしておりまして、それから会議等でも厳に戒めているところでございます。私は、就任以来、この点につきましては十分留意をいたしておるような次第でございまして、今後とも御指摘の点につきましては徹底していくように、私の考え方が徹底してまいりまするように努力をいたしたいと、かように考える次第でございます。
学歴もなく、所属労組もなく、金もない私は、ただ同僚諸君の御協力とそうして手銭、手弁当で応援してくださった全国の支持者の皆さんのおかげで二十五年つとめさせていただきました。ほんとうに感謝いたしております。
二、将来の保安を確保するためには、所属労組により差別的取り扱いをなくすことが必要であるので、学者等第三者により労使関係の実態を調査するよう措置すること。三、遺家族の援護について万全を期すること等。また三池職員組合からは、一、遺家族の生活保障について十分な対策を講じ、特に移住資金等は炭鉱離職者臨時措置法の準用を認めること。