1954-03-25 第19回国会 衆議院 大蔵委員会 第28号
丁寧な調査のできない納税者につきましても、戸順調査とか、あるいは探聞調査とか、いろいろな方法によりまして、できるだけ帳面のない納税者につきましても、雇い人の状況なり、あるいは商売の状況等も個別的に調べまして、そういうのをもとにいたしまして調査額をきめる、一応きめたのに基きまして、実は今申告につきまして、こちらといたしましては親切のつもりでお知らせいたしておるわけでございます。
丁寧な調査のできない納税者につきましても、戸順調査とか、あるいは探聞調査とか、いろいろな方法によりまして、できるだけ帳面のない納税者につきましても、雇い人の状況なり、あるいは商売の状況等も個別的に調べまして、そういうのをもとにいたしまして調査額をきめる、一応きめたのに基きまして、実は今申告につきまして、こちらといたしましては親切のつもりでお知らせいたしておるわけでございます。
その他のいろいろの課税標準の推定の基礎になるような調査をいろいろな名前で以て、例えば精密戸順調査とか、簡易実額とか、又は実況調査というふうな名称で以ていろいろな段階の調査を各納税義務者に対して当つておりまするので、これも又各局必ずしも全部同じ程度に同じ方法でいたしておりませんので、この数を取ることは非常に困難でございます。
又同業者間の負担の釣合いを図るための、いわゆる権衡調査と言つておりまするが、その権衡調査までは行つておるのでありまするけれども、広く納税者の分布状況、課税洩れの有無、負担の適不適等を調査勘案いたしまするいわゆる戸順調査又は戸押調査というものまでは手が廻りかねておるのが実情であります。従いまして随分課税の不権衡が起つておるのであります。