1955-06-13 第22回国会 参議院 予算委員会 第24号
○国務大臣(石橋湛山君) まあその仕事をとめさせてしまえば早いことになるのでありますが、これもなかなか大へんなことだろうと、決してそう簡単に行うべきじゃないだろうと思うのでありまして、もっとも戸部炭鉱なるものが特別の性格を持っているようにも聞いておりますから、それをその厳重にやるという必要は認めておりますが、しかしながら、とにかく一つの稼行をとめるということでありますから、これに対しては十分この被害
○国務大臣(石橋湛山君) まあその仕事をとめさせてしまえば早いことになるのでありますが、これもなかなか大へんなことだろうと、決してそう簡単に行うべきじゃないだろうと思うのでありまして、もっとも戸部炭鉱なるものが特別の性格を持っているようにも聞いておりますから、それをその厳重にやるという必要は認めておりますが、しかしながら、とにかく一つの稼行をとめるということでありますから、これに対しては十分この被害
これでやめておきたいと思いますが、私は当局がとりましたですね、あるいは施業案の不許可、採掘中止という勧告を、一応行政措置をまあとったのでありますが、戸部炭鉱が鉱業法を無視いたしまして、いわゆる二十三年度以来七年間も採掘を継続して、しかも今日のような状態を起したのであります。これに対して、私は当局がなぜもっと果敢なる態度をとり得なかったかをお聞きしたい。
○政府委員(正木崇君) ただいまの旧磐城炭鉱が採掘しました跡を現戸部炭鉱が譲り受けまして採掘いたしました。しかしながら、前に採掘いたしました跡は一応安定をいたしましておりましたのが、その後の採掘によりまして、沈下の現象を現わしたというふうに考えられます。しかしながら、前に掘りました影響と新しく掘りました影響と、二つの影響が地表に現われるということは、技術的に考えられるわけでございます。
この勧告は、戸部炭鉱に対する全面的な採炭の中止ではございません。今後常磐水道の改善補強工事を行いますことによって、一部分の採掘制限をして、水道の保護に必要な処置を講じたのでございます。このために失業者として生じたものはございませんが、採掘区域の制限によって十名程度のものが職場転換をする必要があって、現在戸部炭鉱において職場転換をはかっております。
○大貫證人 戸部炭鉱、重内炭鉱の両方でしよう。